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« 私が出会った中でも最低の教師 | トップページ | たった一つの尺度の測定結果の善し悪しで騒がない大人を増やそう »

お子さんの学力向上を考える上で,見落としていた重要な要因とは?

 教育の質を向上させるには,教師の質を向上させなければならない,

 それは確かなことです。

 ただ,教師の質が高いことで,かえって子どもの学力の伸びが

 抑制されてしまう現象も起きます。

 それが「先生頼み」の環境です。

 塾などはこのような環境ということになります。

 子どもにとって,学校には,教師以外の先生がいます。

 それは,同級生です。

 建前上は,すべての同級生が「学ぶ対象」ですが,

 学力面で実際によい影響を受けるのは,「優秀な同級生」からです。

 あまり学力差がありすぎると,マイナスにはたらくことが

 ありますが,一定レベル以上の学力の生徒が集まり,

 「適度に優秀な同級生」が一人,また一人と増えていくと,

 その増え方が加速していき,「優秀な生徒」が増えていきます。

 子どもは,優秀な同級生からも学ぶことができるのです。

 これを,少人数で最初から最後までやられてしまうと,
 
 「機会均等」が失われること,

 実際に,「優秀な同級生の優れた言葉」から

 遠ざかってしまうことを意味します。
 
 ですから,学び合いという名の「機会喪失」には気をつけましょう。

 40人の生徒がいれば,当然のことですが,

 「適度に優秀」な子どもも相当数にのぼります。

 学級の人数が多いところで,学力向上が実施されやすい要因は

 ここにあります。

 20人しかいないクラスを想像して下さい。

 「優秀な生徒」は固定化されているでしょう。

 そして,その生徒たちは「優秀であることを隠す」ようになるでしょう。

 大勢の中の複数の中の一人はそんなにつらくないですが,

 少数の中の一人はつらいのです。

 「ああ,この教室には,優秀な子どもがたくさんいるな」

 と思えたら,その学校に子どもを通わせるのは大正解ということになります。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より