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政治に対する子どもたちの単純な疑問

 学校はいろいろな意味で危機管理能力に課題があると言われているが,

 政府(内閣)についても,同じようなことが言える。

 子どもたちの単純な疑問は,

 閣僚に選ぶような人に,問題がないかどうかの事前調査はないのか?

 というもの。

 あっても,調査能力がないのか?

 日本の政治家は,「カネ」の問題でよく失脚する。

 ほかの国と比べて,そういう失脚の仕方があること自体が

 健全だと言えなくもないだろうが,それは大人の目である。

 子どもの目は,

 任命されてすぐに問題が発覚する人が多すぎないか?

 という点に集まっていく。

 野党の人々は,血眼になって「キズ」探し,あら探しをするような

 印象もある(国会や委員会等での熱の入り方は,よほど大切な

 問題だという印象を子どもに与える)。

 女性の方々から見れば,本人も口にしている

 「甘い」という自己評価は,決して女性一般に広げてほしくない,

 と感じるものだろうが,今回のようなことが続くと,

 「能力もないのに女性だからといって登用されている」

 という陰口を封じることは難しい。

 これは私自身が直接耳にしたことがあるフレーズである。

 「女性閣僚は何人」などという目標設定の仕方が,

 そもそも「正しい」ものなのかどうか。

 学力向上と同じである。達成すべき目標というのは,

 本物の「学力」の向上である。A問題の平均点ではない。

 政治の世界で大切なことは,

 「優秀な閣僚を増やす」ことであって,「女性の閣僚を増える」

 ことは,結果としてそうなるのが望ましい,という話である。

 今回のことで,もし政権の土台が揺るがない,ということになると,

 だれにとってプラスであり,マイナスなのか。

 政治の世界と教育の世界の共通点は,

 人から「感謝されにくい」ことにある。
 
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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より