3分の2世紀先輩の勇姿
私が今,教えている生徒たちから見ると,私は3分の1世紀ほど先輩である。
私から見て,3分の1世紀ほど先輩である方を招いての学習会があった。
生徒から見ると3分の2世紀先輩である。
お話は,時に脱線し,先を促す勇気をふるう司会役の生徒の姿も印象的であった。
1時間の学習内容は非常に濃密であった。
たった10分ほどだったが,10人以上の生徒の質問にもてきぱきお答えいただき,
最後は記念写真で終わり・・・・のはずだったが,
その後も先輩に質問に来る生徒が多かった。
先輩は,傾きかけている夕陽を浴びながら,立ったままで
多くの生徒の追加質問に答えていた。
先輩たちが,どのような未来を後輩にたくそうとしているのか。
受け止め方は様々であろうが,まだまだ知らないことが多い。
毛沢東が話していたことを直にその場で耳にされていた方である。
本には載っていない意外な話も飛び出した。
生涯現役という人間のお手本のような勇姿であった。
あと3分の1世紀がすぎると,子どもが自分の年になり,自分が先輩の年になる。
どんな社会になっているか,
どんな社会になっていてほしいか,また子どもたちと語り合いたい。
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