中学歴史の授業への不満
日中戦争に関する「不適切授業」を学校が謝罪したという報道が行われているが,
同時に,指導計画通りに授業が行われていないことにも触れられたのだろうか。
中3の7月にまだ近代の学習が終わっていないということは,
社会科の授業の進度が相当遅れていることを意味する。
歴史の進度の遅れは,公民の学習にしわ寄せがくるということである。
このような事態は多くの学校で発生しているようで,
高校入試のための業者テストでは,9月のテストでもまだ公民の内容が範囲になっていない。
いまだに1,2年生の復習をしているようなものである。
どうして進度がこんなに遅くなってしまうのか。
保護者や生徒からの苦情を受けている中学校も多いだろう。
「言語活動の充実」を課題にしているので,考える時間や発表する時間をとりすぎたから・・・・
なんて言い訳ができる中学校なら,まだよい。
そうでないとしたら,計画ミス,実施ミス,チェックミスの3つが重なった
「重大過失」である。
ある国の広告係のような社会科教師がまだ残存していたのかと懐かしく思ったが,
それでも「初体験」だったようで,何で勉強されたのか,興味もわいてくる。
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