「誤報の謝罪を引き出した偉大なジャーナリスト」誕生への秒読み
池上彰氏が「歴史に名を残す」日が近づいているようだ。
人気記事を失うことと,「謝罪すること」によって何かが失われることを
天秤にかけた結果,新聞社そのものの生き残りをはかるために
とる選択肢は見えているように思う。
インタビュー記事を読むと,池上氏は厳しい追い込み方をしている。
主張が明確で,説得力もあり,
新聞社の方が手玉に取られているという印象である。
誤報によってどれだけの混乱が生じ,そこにどれだけのエネルギーが
費やされ,どれだけの損害が生じたのだろうか。
その点の検証記事の特集をしっかりと組んだ上で,
しっかりと謝罪をする,という方法もあるだろう。
新聞社のあり方自体がニュースになるという今回の事態が,
新聞の終わりの始まりなのかどうかは,わからない。
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