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創造的な発想を育てるための時間

 日経産業新聞の記事に,脳を活性化する起業ゲームのやり方が紹介されている。

 ある一定の経験を積んだビジネスマンなら,そうとう頭脳を鍛えられそうなプログラムだと思うが,

 同時に,日本人は苦手だろうなと想像する。

 記事を書いたITジャーナリスト,コンサルタントの林信行氏も述べているが,

 日本の企業には「沈黙は金」という価値観があったり,

 日本人にはグループでの活動で,自分からどんどん動くことに抵抗感をもったりするような

 独特な「積極性軽視の文化」があるからである。

>人とアイデアを共有したくないとか,あまり表に立ちたくない

 という傾向は,将来の日本人にとってきっとプラスにはならないだろう。

 だから,学校教育でも「総合的な学習の時間」に限らず,

 「創造的な発想を育てる時間」を教科等で確保していくべきである。

 そこでは,本来,「総合的な学習の時間」での活動が求められていた
 
 「教科横断的な内容」も取り入れるべきだろう。

 文化の異なる民族どうしでも,理解し合える分野に「音楽」がある。

 様々な民族音楽を聴かせて,楽器の材質を考えさせたり,

 その音楽に合う風景を想像させたり,ミックスすると新しい響きが生まれそうな

 音楽の組み合わせを考えさせたり・・・・こういう「具体的な実践例」を多く紹介してくれる人が,

 このブログ村にどんどん集まってきてほしい。

 「積極性重視の文化」を学校にも広めていきたい。

 江戸時代の歴史についての課題を紹介する。

 江戸時代を代表するキーワードをいくつか並べて,ランダムに2つを取り上げる。

 そして,その2つを結びつけて,「新しい産業」を起こしてもらう。

 2つが顧客になる場合もあるし,2つが手をとってサービスを提供したりものづくりをしたるすることもある。

 封建社会や資本主義でない社会のなかでは実現不可能なものでもよい。

 その後,実際の産業とその発達の様子を確認してもらう。

 「起業精神」を育む意味でも,創造的な発想ができる場面を用意してあげるのはいいことだろう。

 深入りはせずに,10分程度でもかまわない。

 教科の内容にある程度則した,自由な発想,自由な発言を,こういう場で発揮してもらうことは,

 教科内容への興味・関心を高めて,理解度を充実させるきっかけになることも期待できる。

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  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より