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アイス・バケツ・チャレンジと「不幸の手紙」~慈善の押しつけといじめ

 アイス・バケツ・チャレンジとは,筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者支援のキャンペーンとして行われているイベントである。

 社会的にあまり知られていない病気に関する関心を高め,理解を深めるという慈善活動が,

 「不幸の手紙」と同じ手法で広げられているという特徴から,

 徐々に本来の趣旨からはずれてしまったり(つまり,芸能人が目立とうとして本当に楽しそうに水をかぶったり),

 嫌がらせに近いようなかたちになってしまったりすることに懸念を抱いている。

 学校では,「LINE帝国主義」が蔓延しようとしているが,

 だれを指名するか,どういう関係の人を指名するか,なぜその人を指名するか,

 指名された人がだれを指名するか,どういう関係の・・・・

 という情報の中から,容易にいじめに発展しそうな環境にあることが読み取れる。

 「調子に乗っている人たち」による,「慈善の押しつけ」が始まっている。

 もうどこかで「指名相関図」を作成している人もいるかもしれないが,

 報道されない「末端」ではどういうことになっているかに興味がある。

 水をかぶっても報道されない人は,ネットに写真をアップしてアピールする。

 それを報道に使うところもでてくる。

 今は「証拠」を要求し,それが簡単に示せる世の中になっている。

 指名された安倍首相には,一言,こういう問題にもふれてほしいような気がする。

 いじめは,大勢の人間の「ノリ」で始まるものも多いことを忘れてはならない。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より