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容姿の美しさと心の醜さ

 報道の通りだとすると,容姿を美しさを求める顧客へのサービスを行う会社の経営者が,

 何ともブラックな社員いじめをしていたらしい。

 利益を追求するトップと,

 会社への忠誠心を求められる社員。

 容姿の美しさを追求する会社だが,

 もっと大事なものの美しさは,「利益」という目標の前ではかすんでしまうようである。

 確かに会社にとって,「利益」は

 「生死」を分ける重要な数字なのかもしれない。

 そういう厳しい世界のことを,子どもに知らせることも教育の仕事である。

 トップが口にした「会社をつぶす」というのは,現実のものになるかもしれない。

 自分の不利益を公のものにすることで,

 一つの会社がつぶれ,自分以外の多くの社員が路頭に迷うことになるかもしれない。

 これからどういうことになるかはわからないが,

 人は何を優先に生きていくのか,深く考えさせられる事例ではある。

 正しいのは自分かもしれない。

 しかし,自分の正義を通し,「敵」の不正義を世に問えば,

 「敵」もろとも「自分」も食べられなくなっていく,という世界。

 こういう「真剣勝負」がない公教育の世界・・・・

 どれだけ教師の犯罪行為が起ころうが,決してつぶれることのない学校という場所・・・・

 そこで学ぼうとする「正義」や「美しい心」などが,

 どうにもかすんで見えてしまうことがやりきれない。

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コメント

せっかくの美談も妄想で台無しに。美しい話は,美しい文章でしめくくってもらいたい。

教員が昔を振り返って「あのころはよかった」と言える時代も,もう終わろうとしている。

「あのころ」とは,「まだ危機意識が足りなかったころ」と同じ意味である。

少子化にしろ,学校の数が多すぎることにしろ,かなり多くのことが当時から予想できていたはずであるが,結局,何もしていなかった。

現代は,ツケを払う時代であり,

その悪循環から抜け出せない時代を突き進んでいる。

過去をうらやんでいても仕方がない。

今,なすべきことは,「美しい思い出」にひたっていることではない。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より