ウェブページ

最近のトラックバック

本の検索・注文


  • サーチする:
    Amazon.co.jp のロゴ

« 自分の利益を優先させる人が増えることの意味 | トップページ | 創造的な発想を育てるための時間 »

流動性知能の発達に磨きをかけることの意味

 結晶性知能に対して流動性知能は,遺伝の影響が大きいと考えられてきたが,

 そうではないことを実証しようと研究している人は多いようである。

 ただ,訓練のためのプログラムは,それほど「楽しい」ものではないようだ。

 集中力が持続する子どもはある程度の成果が見られるようだが,

 そういう「訓練」を強制される子どもたちの中には,二重の意味でつらい思いをしているものがいるかもしれないことを知っておいてほしい。

 やるのがつらい。成果もでない。

 百マス計算をやっている教室に,そんな子どもはいませんか。

 学び合いとかいって,楽しそうに教えている子どもの目の前に,

 だまったまま,返事もできないでいる子どもはいませんか。

 できる子どもにも,できない子どもにも,学習を通して「結晶化」していくものがたくさんあるでしょう。

 単なる「訓練」に夢中になってしまう子どもが,何かを失っていないか,

 単なる「訓練」をやらされている子どもが,何かを失っていないか,

 考えてあげるゆとりがほしいものです。

 学校では,どんな能力を身に付けさせてあげるのか。

 それは,教育基本法にも示されていますし,具体的には学習指導要領に示されています。

 学習指導要領の解説は,教科編だけでなく,総則編にも目を通しておいた方がよいですよ。

 採用試験でも,採用条件として,正解できることを必須とするような問題を,ここから作ってほしいものです。

にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へにほんブログ村 教育ブログ 教師教育・教員養成へにほんブログ村 教育ブログ 社会科教育へ

« 自分の利益を優先させる人が増えることの意味 | トップページ | 創造的な発想を育てるための時間 »

教育」カテゴリの記事

教育改革」カテゴリの記事

学習の評価」カテゴリの記事

学力向上」カテゴリの記事

教職教育」カテゴリの記事

仕事術」カテゴリの記事

教師の逆コンピテンシー」カテゴリの記事

教育実習」カテゴリの記事

ICT教育」カテゴリの記事

教員の評価」カテゴリの記事

教員研修」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 流動性知能の発達に磨きをかけることの意味:

« 自分の利益を優先させる人が増えることの意味 | トップページ | 創造的な発想を育てるための時間 »

2021年11月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ

宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より