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指示を鵜呑みにせず,本質を見極めて理解する

 中学生のリーダーを養成する上で,とても重要にしている言葉がこれです。

 中学生のレベルでは,まず「指示をしっかり聞いて,その通りに実行する」ことがベストだと考える子どもが多い。

 しかし,「その通り」に実行しようとすると,必ず失敗する。

 その失敗の経験ができることが,中学生のリーダーの特権です。

 大人でこれをやってしまうと,全財産を失ってしまうか,会社を傾けてしまう可能性もある。

 中学生のうちにできた失敗こそが,その後の財産になるのです。

 もちろん,すべての子どもが「財産」を活用できるようになるとは限りません。

 「その指示はなぜ出されたのか」

 「その指示は,どうすれば出されずにすんだのか」

 まずはその点を十二分に考え,中学生同士で議論を尽くす。

 「どこに問題があるのか。どうすれば解決できるのか。」

 「解決を図っていく上で,何がネックになるのか。」

 多くの場合,中学生は「先生の指示待ち」になっていることこそが「問題」なのです。

 だから,「指示された内容を実行すること」よりも,

 「指示をされないこと」の方が重要だったりする。

 どこに問題の本質があるかを教えてしまう人がときどきいますが,

 生徒がそれを悟るように導いてあげるのが「指導」です。

 「指示」は,「指導」の手段であり,それ自体が目的ではないことを,

 教師の側が理解しておかなければ,中学生は自分の力で成長することができません。

 生活指導の奥深さは,その最前線に常に立っていることで,学ぶことができるはずです。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より