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完璧で弊害がないシステムを目指す心の延長線上にあるものは・・・・

 近代社会の特質は,「一病息災」のような発想で「病とうまくつきあう」というスタンスではなくて,

 「病を一掃する」「病を根絶する」という徹底的な姿勢をもつことにあるという話を,

 『国家のツジツマ』(VNC新書)で読みました。

 佐藤健志と中野剛志,二人の「志」の共通点は何か。

 この「弊害根絶主義」「弊害を一切認めない姿勢」に対する反発です。

 どこかのブログのように,

 世の中には,

 弊害だらけのシステムと,

 完璧なシステムの

 二種類しかないと信じてしまっている人がいる。

 若干の弊害はあり,完璧とまではいかないけど,何とかやっていけるシステム

 というあいまいなものは想定に入っていない。

 それくらいの虫を,わざわざ買ってきた薬を浴びせて殺すほどでもないと思っている人間がいても,

 一匹の虫を「殺す」ことへの情熱に燃えている人間にはなかなか声が届かない。

 弊害は生じたものの,それはうまくつきあっていきながら,今の全体の流れを維持するべきだ,

 という主張よりも,

 弊害が出たんだから,一度ゼロからもう一度始めた方がいい,

 なんていう主張の方が通りやすくなっていることに危機意識を持つのが「保守」の立場だということです。

 ゼロから始めたことは,最初はうまくいくかもしれませんが,
 
 やっているうちにかつての弊害以上の大問題が生まれるかもしれない。

 でも,それは「しかたがない」とあきらめやすい性質をもっているのが近代の人間のようです。

 弊害があっても,それでうまくやっていった方が,結果はずっとよかったのに・・・と振り返っても,

 「しかたがない」と言えてしまうことの問題。

 私も少しそういう「保守」の立場から学ばないといけないことが多そうです。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より