「人気者」への妬み・嫉みを「恥」と感じられるかどうか
自分より「上」の人間の足を引っ張ることしか考えていない人間が散見される。
地位が上,名声が上,収入が上,容姿が上,成績が上,学歴が上,住まいの広さが上,「ポイント」が上,・・・・・
人と人は,比べてみればきりがないが,ふだんはそんなことには興味をもたずに生活しているのが一般的である。
しかし,楽しみがブログしかないような生活になってしまうと,
何かと「上」が気になって仕方がなくなるという人間がいる。
政治が悪い,儲けている企業が悪い,教育政策が悪い,
コンクールで負けたら,審査員が悪い・・・・・
自分には手の届かないところにあるものに,漠然と不安をぶつけてみても,何も始まらない。
ブログに書いたところで,何がどう変わるというものでもない。
学校現場における「授業」の問題についても,
教師の「忙しさ」についても同じような話と思われるかもしれないが,
「実際にはどうなっているのだろう」
「現実的にはどうなのか」
という疑問を抱いていただけるだけでこちらとしては満足である。
現役の教師だったり,教師を退職した人間の中には,
世間の常識が通用しない人がいる。
「若いときから先生,先生と呼ばれて・・・」などという人がいるかもしれないが,
先生になる前から常識を身に付けていないから,
結局,常識を知らないまま歳をとっているということで,
常識を身に付けて教育現場に入った人たちはとてもまともな人間なのである。
学校現場で「常識を失う」わけではない。
ただ,もともともっていた「常識を見失う」ことはある。
そうはならないように,「見苦しい話」「恥ずかしい話」だけはしないように心がけておきたい。
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