危機は突然,訪れる
会社ももちろん,そうかもしれないが,学校にも危機は突然襲ってくる。
わがまま放題に育てられた子どもが多く紛れ込んでいる学校という場所では,
一瞬でも気を抜くことはできない。
「子ども」は,生徒だけとは限らない。
だから,長時間,長期間にわたる緊張が強いられる仕事である。
ありとあらゆる問題への備えを怠りなく,「守り」ではなく,「攻め」を優先させる。
たった一歩でも,「守り」のための後退を行えば,それが命取りになる。
「その瞬間」を体験したことがある教師に聞いてみてほしい。
学校は,天国のような気分を味わえるところでもあるが,
地獄への転落もほんの一瞬のことである。
最優先で守らなければならないことは,学校の名誉などではなく,
子どもたちの安全である。
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