上から目線が大嫌いと言いながら,上から目線にすり寄っていく人間たち
人によって態度を変える姿ほど情けないというか醜いものはない,
ということを子どもたちは肌感覚で知る。
子どもたちにとって,「人間への幻滅」を最初に感じる対象は,
親だろうか,学校の教師だろうか,ニュースで見かける犯罪者だろうか。
親や教師の立場から,子どもに対して「幻滅」してしまう場面もある。
親が他人に対して頭を下げている場面を見たことがない子どもはどのくらいいるのだろう。
一言,感謝の言葉をかけるべき,というときに,何も言えない子ども。
会釈だけでもよい。それができない子どもが少なからずいる。
とても残念である。
大人も子どももお互い様なのだが,どうしても気になるのが,
ネット上で教育に関する情報をあげている人間の
「媚び」や「忌避」である。
自分が批判していることをそのまま自分が行っている人間である。
あきれかえるほどの厚顔無恥ぶりに,特定の障害名を教えてくれている人もいたが,
学校現場では,障害に対する理解が以前より深まり,指導は非常に慎重になっている。
なぜなら,症状が悪化することが懸念されるからである。
そういう経験を積み重ねて大人になってしまった人も気の毒だが,
子どもの将来をつぶしたくはない。
子どもに会う機会があったら,その目をしっかりと見てあげてほしい。
目は口ほどに・・・である。
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