親が日本中から叩かれる子どもをどう救うか
政治家の子どもでもなければ,まさか自分の親が日本中から叩かれる日が来るとは思わない。
それも,親が自分のことを思っての行動をとったことが理由となって。
擁護の声が上がるのは当然のことだが,叩く人間がいるのは同じ教師でなくてもわかる。
尾木ママは「校長が悪い」というコメントをしたようだが,
私もその通りだと考えている。
決して,親が「悪いこと」をしたと考える必要はない。
子のためを思う親の心をしっかりと受け止めて,それは引き継いでほしい。
ただ,日本という国の残念なところは,
公務員が「理想の生き方」をしているように思われる一方で,
一般企業の人たちが「理想の生き方」をしにくい状況にあるということである。
叩いている人間たちの中に,
「うらやましい」という怨嗟の声を聞く必要もある。
日本のなかでも「幸せな子ども」であることが公の事実となってしまったことが,
残念ながら他人から見ると不幸の始まりだった。
幸・不幸は基準の取り方で変わる。
人は他人に迷惑をかけたり,
障害をもつ人を差別したりすることをしなければ,
自分に都合のいい基準で生きる権利がある。
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