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ゴーストライターの誇り

 ラジオで「ゴーストライター」で有名な?作家の話を聴いた。

 印税の分け前は「原著者」が5割5分,「ゴースト」が4割5分,という細かい情報まであった。

 書くことがプロではない企業の経営者とか,名の売れた人物などから20時間くらいの聞き取りをして,その内容を文字にするのが「ゴーストライター」の仕事だそうだ。

 出版業界でこういう仕事が当たり前のような状況であるとしたら,

 「原著者」を「語り部」とし,「ゴースト」を「インタビュアー兼編集者」として出版すればよいのに。

 「ゴースト」という言葉の「響き」は,日本では「ゾンビ」ほどは悪くないように思われるが,

 やはり一人の人間として認知されるべきものではなかろうか。

 多くの人は,「この人にこんな文章を書く暇などないだろう」と気づいていたりもする。

 出版業界が,「売れっ子」の名を借りた方が,信用ができ,本がよく売れる,という効果を狙って「ゴースト」から搾取しているという見方もできるが,

 「ゴースト」には「ゴースト」なりの職業倫理があることがわかった。

 「自分がいなければ,この本の内容は世に出ない」と信じ込まされることによって,「文字化」することに全身全霊を傾けていらっしゃる・・・でも,名もなき透明人間のままでいいのだろうか。

 4割5分というのが,とても「納得しやすい,絶妙な割合」であることを痛感させられる。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より