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間違いを指摘し合える組織づくり

 小学校6年生の育て方に慣れている小学校教師は多いだろう。

 ただ,それが本当に子どものためになっているかどうか,確かめる手段をもっているだろうか。

 崩壊しているあっちよりはまし,なんてレベルではないだろうか。

 中学校の場合も,サイクルが短いから,10年くらいたつと,中1,中2,中3の特徴がつかめるようになり,どこをどのように刺激すると伸びるかわかってくる。

 ピント外れのことをしているのを見ていると,たいてい,案の定,子どもから敬遠されるようになっていく。

 一方,的を射ている教師のまわりには,子どもが集まっていく。

 ピント外れの教育を受けてきたことがよくわかる子どもたちがいる。

 中1でしばらく「かみ合わない」日が続くが,

 「わがまま」という言葉の意味を初めて知るようになると,少しはましになっていく。

 さて,信頼を得るようになった教師が気を付けなければならないことがある。

 それは,「間違い」を指摘してくれる人が減るばかりか,

 自分の「間違い」に気づきすらせず,「盲従」してしまう人が増えてくることである。

 組織が,お互いの「間違い」を指摘し合える環境をつくるのは難しい。

 ならばせめて,「ダメな気がするリスト」をつくったり,

 「ダメな気がする」という言葉を表明する機会をつくったりするのがよいだろう。

 「ダメな気がする」経験を2度も3度も繰り返してはいけない。

 でも,そうでもしないと気づけないのが人間なのかもしれない。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より