嘘つきは,自分以外の嘘つきが大嫌い
小中学生のなかには,平気で教師の質問に対してウソをつく子どもがいますね。
これは,自分を守るため,条件反射的にできるように,生まれつきできるようにプログラムされている能力のように思われますが(ウソのつきかたを親が教えることはない),すぐにばれるウソをつき続けるかどうかは,親や教師の教育次第です。
なかには,とにかくばれない限りウソをつき続けるという強者もいて,バレたときには強く責められるのですが,その鬱憤を晴らすように,他人がウソをついたとき,ウソをついたと思ってしまったときには怒りまくる,という「子ども」がいます。
この非対称性を「不平等」と呼んでも理解できない人たちに,「民主主義」を語る資格はあるのでしょうか?
報道を見ていると,そういう人たちばかり扱われるのでおもしろいですね。
ただ,本当に自分を客観視できない人はいるようで,「こういうことをいう人間はおかしい」と言っている自分自身がそういう人間だということに気づけない人は,周囲との摩擦が絶えないことになるわけで,気の毒ですがなおす方法はありません。
子どもたちには,「そういう人は,そういう人なのだ」という理解をさせるようにしています。
なお,この記事の内容は,どこかのブログとは何の関係もありません。
« 行事に熱が入る中学生が放つエネルギー | トップページ | 3つ以上のブログをかけもちする人 »
「教育」カテゴリの記事
- 教員になりたての人がすぐ辞める理由(2019.01.12)
- 教育は「願ったもの勝ち」「言ったもの勝ち」ではない(2019.01.08)
- 「一人も見捨てない」は罪な要求である(2019.01.04)
- 列で並ぶこと自体が好きな?日本人(2019.01.01)
「教育改革」カテゴリの記事
- 改正教育基本法第16条の問題点(2018.12.28)
- 今,手を抜いていると,公教育の民営化が本格化したとき,・・・(2018.11.24)
- 国後島で考えたこと~日本の教育(2018.10.02)
- 都合の悪いことに目を向けさせなくする教育(2018.09.08)
「いじめ問題」カテゴリの記事
- 遠慮しないで情報を提供しろ!~いじめを見逃す環境との戦い(2018.12.29)
- 現場感覚のない人が社会感覚のない人にアドバイスを送る教育の世界の不思議(2018.12.01)
- いじめや暴力行為が多い自治体の「いじめ」対策の共通点(2018.10.31)
- いじめがない(認知されていない)学校で,いじめがある学校よりもたくさん実施されていることとは?(2018.10.30)
- データから見える「いじめ」発見の難しさ(2018.10.29)
「教職教育」カテゴリの記事
- 「総合的な学習の時間」の指導ができるように教育できるのはだれか(2019.11.24)
- 生徒との対話の中から自然に目標達成へのルートをつくる(2018.12.26)
- 私でなくてもいい,私ではない方がいい(2018.12.14)
- 現実的な教育内容や教育方法の議論がなぜ小学校や高校では役に立たないか(2017.12.29)
- 日本の教育に欠けている「適時的で適正な評価」の発想(2017.12.25)
「仕事術」カテゴリの記事
- ネガティブ・ケイパビリティ~解決困難な問題に正対し続けられる資質能力(2017.12.04)
- 準備体操なしで全力疾走させるような授業はアウト(2017.11.26)
- 歴史用語半減による「ゆとり」が生むもの(2017.11.19)
- 教師の成長力を奪う力(2017.11.19)
- 成長をとめないために(2017.11.18)
「教師の逆コンピテンシー」カテゴリの記事
- 遠慮しないで情報を提供しろ!~いじめを見逃す環境との戦い(2018.12.29)
- 偶然の重なりと緻密な演出~インスタレーションから受けた刺激(2018.12.22)
- 子どもから有能感を奪い取る方法(2018.11.25)
- 量より質が大事なものと,質より量が大事なものとは?(2018.04.23)
- 現実的な教育内容や教育方法の議論がなぜ小学校や高校では役に立たないか(2017.12.29)
「教育実習」カテゴリの記事
- 現実的な教育内容や教育方法の議論がなぜ小学校や高校では役に立たないか(2017.12.29)
- 日本の教育に欠けている「適時的で適正な評価」の発想(2017.12.25)
- 鉄道トラブルと学校教育の劣化の共通点(2017.12.23)
- ネガティブ・ケイパビリティ~解決困難な問題に正対し続けられる資質能力(2017.12.04)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
大学時代の「副業」っていう言い方もおもしろいと思いますけど,20~30万の収入ってすごいですね。
私は塾の講師と家庭教師をして,いい収入だと思いましたが,20万を超えたことはありませんでした。
それに,大学を卒業しても自営業をなされていたとは・・・。
さて,その教員5年目で20代後半の方に,ヘンな疑いを晴らすためのベストのお話は,「あのブログ」に出ている内容のダメさ加減を,ご自分なりの表現で教えていただけますか?
どうしてここまで「他人事」的に教育を語れるのか。
現場の教師らしい雰囲気が全く伝わってこない現状を打破するためにも,まず,どこがどのようにダメなのか,具体的に批判してみたらいかがでしょう。
使えない年収1000万円の教員のことを嘆いていても,学校が変わらないことくらいはわかりますよね・・・。
投稿: kurazoh | 2014/03/15 14:38
もし,教員5年目の,20代後半で,最近,「久しぶりにブログを再開した」方がこちらを読んでいただいているようでしたら,少しおことわりしておきます。
コメント欄への書き込みを削除されるそうなので。
私はありとあらゆる場所から,「教育の失敗情報」を集めています。
これから記事にする内容が,そちらのブログに出てきた話題に関することかもしれませんが,私の記事は,話題を提供していただいた方を直接非難するわけではなく,「そういう問題は多くの場合,こういう原因で起こり,こういう対処の仕方が必要だ」と私が考えていることを述べているにすぎません。
ですから,ご自分のことを非難されたとは,思われませんように。
投稿: kurazoh | 2014/03/15 14:07
私がコメントを差し上げたブログの方と判断させていただいてよろしいのでしょうか。
教師になって5年目の,20代後半の方ですね。
もしもその方なら,不快な思いをさせてしまって,申し訳ございませんでした。
本当に内容や考えていることがそっくりのブログがあって,瓜二つであることは確かです。
反応の仕方も同じ。嘘は申しません。びっくりするほどそっくりなんです。
ぜひとも,ご自分の5年間の経験のなかから,実践にかかわることをどんどん発信してください!
そうすれば私の疑いはすぐにでも晴れますよ!
くれぐれも,「ああいうふう」にはならないでくださいね!
投稿: kurazoh | 2014/03/15 13:59
ところで、全く関係のない2人のブログをろくに確認も取らずに、自作自演だと決めつけて、不快な思いをさせたことはもうどうでも良くなってしまいましたか?
素直にそのことを謝れば相手の気持ちも晴れるのに、福沢諭吉がどうのこうの語って、自分は間違っていないなんて言ってるのは、体裁が悪いのをごまかして、ごねてるだけですよ。
それはあなたの行為が間違っています。嘘つきにはならないようにしてください。黙って聞くのも間違いを犯してしまった時の相手への謝罪の念の表し方です。
自分の嘘を自分で許していいと言ってるんですよね?
このあと、すみませんの一言で語ってくれると大変先輩の背中が大きく見えてくるのですが、、、。
投稿: 裸の王様へ | 2014/03/15 10:58