3・11にできること
仮設住宅で暮らす高齢の被災者の健康が心配である。
震災前の自宅で園芸を趣味にされていた方は,仮設住宅の中でも植物を育てていらっしゃるが,
水をあげるのが嫌になるときがあるという。
ふと,私の父が癌と闘っているとき,「どうして自分が」とこぼしていたのを思い出した。
幸福がすべての人に平等に訪れないのと同じように,
不幸も不平等にやってくる。
体は衰え,やがて命も尽きていく。
「心の復興」は,何のために必要なのか。
学校の場合,最後の6時間目の後半に,「そのとき」はやってくる。
もし自分の授業があれば,子どもと一緒に「黙とう」をしたかった。
「なぜ自分にこの不幸が襲ってきたのか」という疑問に襲われる人たちにも,
この「黙とう」の時間に,心の中で寄り添えるような人を育てたい。
東京の場合,3・11の前には3・10もある。
学期末を目前にしても,「心の教育」のネタは尽きない。
« 嘘がどうしてばれてしまうのか,不思議がっている人に | トップページ | 大学を卒業していなくても,教員免許がなくてもできてしまう「先生」という仕事 »
「教育」カテゴリの記事
- 教員になりたての人がすぐ辞める理由(2019.01.12)
- 教育は「願ったもの勝ち」「言ったもの勝ち」ではない(2019.01.08)
- 「一人も見捨てない」は罪な要求である(2019.01.04)
- 列で並ぶこと自体が好きな?日本人(2019.01.01)
「ニュースより」カテゴリの記事
- 止まらないビールの需要減(2018.12.30)
- 五輪ボランティアの数字を見て(2018.12.27)
- 南青山に似た環境の公立学校は,頑張った。(2018.12.23)
- 愛校心によって大切なものを失った経験から(2018.12.16)
「社会科」カテゴリの記事
- 止まらないビールの需要減(2018.12.30)
- 皇族への言論弾圧(2018.11.30)
- ありえない課題設定・・・EUが1つの国?(2018.11.24)
- 1000人当たりの暴力行為発生件数ワースト5は(2018.10.29)
- 創造性を奪うポートフォリオ評価(2018.06.05)
この記事へのコメントは終了しました。
« 嘘がどうしてばれてしまうのか,不思議がっている人に | トップページ | 大学を卒業していなくても,教員免許がなくてもできてしまう「先生」という仕事 »
コメント