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「心の復興」を難しくしている「心」の問題

 IQを調べてみると,多くの人と変わらないか,それより上なのに,

 「そういう言葉を投げかけたら,傷つく人がいる」という助言の意味が全くわからない人がいる。

 自分がそういう言葉を投げかけられると,キレる。

 その逆は平気でできてしまう。

 子どもなら,「成育歴を聞くと,なるほどと思わされる」ことが多い。

 「心の復興」にたどりつけないでいる人たちである。

 99.99%まともな内容を記事にしても,たった一言の「不適切な表現」が,その人間全体への不信感を決定的にすることがある。

 子どもの喧嘩ではあるまいし,相手の人格を否定したら,それでおしまいである。

 教師が何気なく子どもに発する一言は,その子どもに絶大な影響を与えることがある。

 教師も,教育実習に訪れる大学生も,心しておくべきだろう。

 最近は,教師が管理職からかけられる言葉で折れてしまうこともある。


 さて,明日は3・11である。

 安倍首相が語った「心の復興」への道のりは,決して平たんなものではないだろう。

 「物質的な復興」とは異なり,単に「お金を落とせばよい」という論理では通用しない

 「心」の問題を口にしたということに,

 いわれのない不安感を抱いた人もいるのではないか。

 国はどのようにして国民の「心」の問題を解決できるというのか。

 国民は,国に「心の救済」を求めているのか?


 
 だれのどのような操作によるものか・・・・私はそれが学校にあるように思えてならない・・・・しかも,その発信源が社会科にあるとしか思えないのだが・・・・,

 「国」に対して持っている国民の不信感の重さというか信頼感のなさは,選挙の投票率の例を挙げるまでもなく,軽視できないものがある。

 「次の選挙で替えればいい」なんて悠長なことを言っていられるのは,

 被災地の現状に関心のない人たちだけだろう。

 
 被災地の人たちと私たちの違いは,「被災したか,していないか」の違いだけである。

 もちろん,私たちは失ってはいないが,被災地の人たちが失ってしまっているものはたくさんあるだろう。

 私たちが認識しておくべきなのは,被災地の人たちも私たちと同じように「失っていないもの」がある,ということである。

 むしろ,被災を通して私たちよりも強く持つようになっているものがある。

 そういうものへの想像力をもたないまま,3・11や被災地の人たちのことを軽々しく口にするのはやめるべきである。

 「心の復興」を最も難しくしているのは,人間の「心」の問題である。


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  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
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  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より