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多忙な時期にこそ,人と会う

 今,自分に最も必要なのは睡眠時間だということはわかっているが,優先すべきことが多い。

 それが教師にとっても学年末という,この時期の特徴である。

 そのうえ・・・学校の仕事すら終わっていないのに,夜,出席者が自主的に集まってくる研究会に出るということは,「公務の妨げ」になる可能性もある。

 勤務時間外だから,どこに行こうと勝手なのだが,このまま「今日も3時間睡眠」なんて日を続けていれば,通常の勤務でも集中力を失うなどの弊害が起こるかもしれない・・・。そう考えて,出席をためらったり,とりやめる人もいるだろう。

 私は,そういうときこそ,「心を失わないようにする」ために,人に会うことが大切だと思っている。

 気分転換の意味で,いつも会っている職場のメンバーではなく,1か月以上,会う人が離れている人がよい。

 実際,研究会では若手の教師のすばらしい発表にふれることができた。

 若い教師たちに自信をもってもらうことは,10年選手,20年選手に課せられた使命である。

 自分自身の課題をどう乗り越えるか,

 教育全体の課題との関係はどうか,

 学校の課題との関係はどうか・・・・

 自分の経験もふまえてアドバイスを考えるのだが,大事なのは聞き手が

 自分自身が直面している課題にそのアドバイスを生かす方法を創り出してくれることにある。

 当事者ではない人間に,完璧なアドバイスができるという保証はない。

 最終的には,自分の頭で考えることが大切である。

 そうやって必死に「考えている」人の姿を見ていると,教師はそれが次の一日を過ごすためのエネルギーになる。

 多くの仕事は,人とのかかわりの中からエネルギーをもらって成立する。

 子どもからももちろんエネルギーをもらうし,

 子どもにはそのエネルギーを倍返しで与えていきたい。

 今,学年末考査の採点もしているが,粋な答えにうならされている。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より