北方領土の「雲」がなくなる日
ソチオリンピックの開会式で,日本の入場行進時に映し出された日本地図で,
北方領土が雲で見えない状態になっていたことが写真つきで報道されています。
雲が晴れていてそこに何も描かれていなければ,それこそ大問題ですが,大会運営者の適切な配慮の結果といってよいでしょう。
雲は「固定的」なものではないことが,明るい暗示になっていると解釈したくなります。
雲が晴れても,そこは一面の雪で「真っ白」の地図になっているかもしれません。
その雪も解かすためには,粘り強い返還要求運動や交渉が必要です。
そのためにも,「知識」が必要です。
歴史だけでなく,地理も。
では,中学生の地図帳ではわからない質問を一つ。
「日本で暖流が北から流れてくる場所はどこ?」
・・・「宗谷海流」「宗谷暖流」をネットで検索してみてください。
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