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被災地の学校における問題行動の見方・考え方

 日教組の教研集会で,被災地の教員から子どもの問題行動等の報告があったらしい(今日の読売新聞から)。

 小さい学校からの報告では,問題行動を起こしている児童個人の特定が可能になるため,情報の公開には注意を要するだろう。おそらく発表した教員も,学校名はふせて行っていると考えたい。

 報告では,「適切なケアをしている」ことがセットになっているようなのだが,私たち保護者が知りたいのは,

 それが本当に「被災地だから起こった問題なのか」ということである。

 「被災地ならでは」ということを強調したいわけではなかったと思うが,

 私の経験からも,人から聞いた話でも,

 「3年生を中心に不安定な言動が目立つ」というのは,一般的なことではなかろうか。

 「仮設住宅の生活」が原因だとか,

 「震災直後の生活指導が不十分だ」とか,

 いくら原因を過去にさかのぼってみても,現実の子どもを救うことにはならない。

 一番大切なのは,

 教師自身がどのような学級経営をしているか,

 であったり,

 学年の教師の連携がどれだけとれているか,

 であったり,

 教師が校内でどれだけ情報を共有しているか,

 だったりする。

 今回,教研集会に参加した教師が,どのような発表をしたか,どのような発表を聞いたか,同じ学校の教師にきちんと伝えることができないような学校には,決して成果や改善は期待できない。

 個人の力で問題の解決は図れない。

 そのことをしっかりと自覚している教員たちの集まりであったと願いたい。


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  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より