心と頭の財産の貯め方
歳をとってしまうと,なぜか同じ話を何度も繰り返すようになってしまいます。堂々巡りで,まるで進歩のない感じ。
自分で気づけるうちは,まだ大丈夫だとなぐさめています。
さて,教師は日々の仕事は本当につらいし,ろくでもない事件を同じ「教師」が起こしてしまうので,被害にあった子どものことを思うと,気持ち的にも本当にきつい毎日を送っています。
とはいえ,教師は子どもから「成長」という名の贈り物をもらうことがたびたびあり,それが次に進むためのエネルギーになっています。
「いつの間にか背が伸びたなあ」とか,
「いつの間にか,打球に勢いがついてきたなあ」とか,
「いつの間にか,言うことが大人っぽくなってきたな」とか,
自分が歳をとっている証明を子どもの前でするようになると,教師としての「終わり」が見えてきそうな気がします。
心は満たされたり,空っぽになったりする「気」になることもありますが,
心の財産が入るスペースに限りはありません。
頭の方も,同様です。
どちらかというと,頭の方は,自分で鍛えなければならない分,なまりがちです。
授業を見る。
授業を見てもらう。
1年に何度できるかで,「頭の財産」の殖え方も変わってきそうです。
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