学校が子どもに提供するウィルス?
浜松市の14の小学校で,同じ日に900人という規模の子どもと教員が体調を崩した。
ニュースを見ている子どもの目はとても不安そうである。
まだ原因は特定されていないようだが,給食はすべて自校でつくられていた。
共通する食材に問題があったのだろうか。
こういうニュースにふれるたびに,
学校は安心できる安全な場であるはずなのだが,子どもを中心として大人数がまとめて被害を受ける場になることが,どうして防げないのだろうか,という憤りがこみあげてくる。
だれも,意図的に悪いものを提供したわけではないだろう。
しかし,「安全なはず」という「思い込み」だけで子どもに何かを提供していないか。
これは,給食に限らない。
ウィルスのような病原体に限らない。
ウィルスよりも,もっと質の悪いものを,提供していないだろうか。
*****
とりあえず,浜松市に聞いておきたい。
管理職による給食の「検食」は,子どもが食べる何分前に行われたのか。
子どもの健康や安全に責任を負っている者がだれかは言うまでもない。
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