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« 小学校学習指導要領・社会科編(試案)=昭和22年版 に示された,小2・社会科の学習活動例 | トップページ | ビジネス英語で変わる教育への姿勢~その8 TRANSFORM~ »

小学校学習指導要領・社会科編(試案)=昭和22年版 に示された,小3・社会科の学習活動例

問題一 世の中で一人前になるには私たちはどうすればよいか。

~学習活動の例~

(一) 家で自主的にふるまう。

 1.家でしているお手つだいを話す。
 
 2.家でする自分の時間割を作る。

 3.三年生の児童が自分でできる仕事について話しあう。

 4.自分たちでできる仕事の表を作る。

 5.家の人たちの誕生日などに,お祝いを言ったり,贈り物をしたりする。

 6.一人でお使いに行ったことを話しあい,学級の者が一人でお使いに行った場所を書いた地図を作る。

 7.簡単な家具の修繕法や,簡単な家庭用具の作り方を話しあう。


(二) 学級で自主的にふるまう。

 1.学級内で分担している自分の仕事を話す。

 2.学級内での仕事の分担をきめる。

 3.学級日誌を作って,交替でつける。

 4.指導者を選んで,その下で協力する。

 5.クラス会を開いて,遠足,誕生会その他の学級活動の相談をし,各自の分担をきめる。

 6.教室をきれいに気持よくするため,ともに働き,工夫する。

 7.病気欠席の級友に見舞状を出したり,贈り物をしたりする。

 8.学級生活についての簡単な決議事項を公表する。

 9.ほかの教室を見てその組のよい点について話しあう。


(三) 遊びなかまの間で自主的にふるまう。

 1.自分の遊びなかまを報告し,いろいろな場合のきまりを話す。

 2.いろいろな団体活動を話しあい,それぞれの規則を研究する。

 3.遊びなかまとする楽しみについて話しあったり,書いたりする。

 4.自分がどんなふうになかまのために尽くそうとしているか,ということを報告する。

 5.指導者としての責任と資格とについて話しあう。


(四) 進んだ勉強法を実行する。

 1.知りたい事の表を作り,知ることができたものにはしるしをつける。

 2.学校に不思議なもの,おもしろいものを持って来て,みんなで研究する。

 3.日の出・日没・気温・天候,豆の発芽,おたまじゃくし・養蚕などの共同観察と実験を計画し実行する。

 4.新聞や雑誌からためになる切り抜きをとって,それを掲示板にはる。

 5.疑問が起ったらすぐノートに書きつけておき,できるだけ早く解決できるようにする。

 6.自分だけのために,家で研究する問題や時間を作る。

 7.自分が読んだ話で,みんなの役に立つと思うものを,ほかの人に話して聞かせる。

 8.学習自治会を作って,勉強をする時のさまたげになるものを克服するように協力する。


問題二 適当な着物を選ぶには私たちはどうすればよいか。

~学習活動の例~

(一) 着物の原料を知る。

 1.子供の着ているいろいろな着物を見て,それぞれの材料について話しあう。
 
 2.着物の材料はどんなものから作られているかということを,本を読んで知る。

 3.土地の工場に行って,着物や布地が作られる有様を見学する。

 4.も綿・絹・麻・羊毛・皮などで作られているいろいろの品物を見て,表に作る。

 5.衣服地の原料を絵図に書き示す。

 6.簡単なものをせんたくする。

 7.お母さんがせんたくの時どんなことに注意し,どんなことをするかを話しあう。

 8.仕立屋や洋服屋に行って,衣類の仕立方,仕立道具,ミシンなどを見て報告する。


(二) 天候,気候に応じた着物を用いる。

 1.季節季節の衣類を絵図に書き示す。
 
 2.天候の図表を作り,人が天候に応じて衣類をとりかえる有様を見,それを書き入れる。

 3.寒帯・熱帯各地の着物の型を示す絵図を作る。

 4.お人形に季節季節や特別な時の着物を着せて見る。

 5.雲と風を観察して,その関係を話しあう。


(三) 着物の種類を知る。

 1.いろいろの職業の人の服装を絵に書き,話しあう。
 
 2.都会やいなか・山村・漁村それぞれの特徴を示す衣類について話しあう。

 3.祝祭日に人々が着る着物について話しあう。

 4.寝巻にどんなものを使っているかを報告し,一番適当だと思うものについて話しあう。

 5.お祭や儀式,行事などの時見た,わが国の昔の着物類の絵を書き,話しあう。


問題三 家はどのようにして建てるか。

~学習活動の例~

(一) 家はどんなふうにして作られているかということを知る。

 1.家や学校の間どりを簡単な見取り図に書く。

 2.材木・れんが・ガラス・石・土・わら・紙・鉄その他の金属・布地・その他家の各部に使ってある資材を見つけて図表を書く。

 3.家を建てる有様を見て,絵に書く。

 4.家を建てるのには,どんな人が入用かということを話しあう。

 5.炉やかまど,暖房用具の絵を書き,それぞれの特徴を話しあう。

 6.家庭用照明具の絵を書いたり集めたりする。

 7.いろいろな照明具を比べて,どれが一番明かるく,気持がよいかを調べる。

 8.寒さや暑さ,湿気,虫やねずみなどによる破損に対処するため家で行っている方法について話しあう。

 9.学校をきれいで,換気よく,気持よくしておくために,各自が活動できる計画表を作る。

 10.校庭の水はけをよくするため,みぞを掘って,それに踏み板をわたす。

 11.室の改善のために,ペンキや壁紙を選んで買う。

 12.家のこわれた個所をその原因を考えながら修繕する。


(二) いろいろな家の形を知る。

 1.郷土に建っているいろいろな家の絵を書く。

 2.農家・漁師の家,その他の模型を作る。

 3.気候の違う各地の家の絵を集めて,その構造や建築材料を調べる。

 4.わが国の家と外国の家を比べて,似た点を話しあう。

 5.日本の家の建て具と外国のそれとの相違と,その相違の原因を話しあう。

 6.探険家の住居の絵を集め,どんな用意をして行くのかを調べる。

 7.テントを張ってみる。


問題四 動植物はどのように人間に頼っているか。

~学習活動の例~

(一) 動物がどんなふうにして身を守っているかということを知る。

 1.きりん・北極ぐま・らくだなどが自然環境に適応した形を持っていることの話を読んだり話しあったりする。
 
 2.うさぎや雷鳥その他の動物が,季節に応じてその色や毛や羽を変える有様を観察する。

 3.ちょう類の一生を調べて絵に書く。

 4.鳥類の移住を観察して報告を書く。

 5.すゞめ・つばめ・からす・とび等,虫や獣の害を減らしてくれる野鳥の効用を話しあう。

 6.なぜ動物は冬になると移住したり,冬眠したりするかを話しあう。

 7.かえるの卵を水の中で育てて,かえるになるまでの有様を観察する。

 8.ありの巣を観察して,ありが食物を集めたり貯えたりするようすを調べる。

 9.いろいろな動物の物のたべ方,眠り方を調べて,話しあう。

 10.毒や角・肢・歯・尾・羽・色や模様・悪臭・針など動物が身を守るために持っている道具の話を読んたり,見たりする。

 11.へびやくも・がま・もぐら・毛虫などのようにあまり気持のよくない動物でも,何か人間の役に立っていることを発見する。

 12.動物の巣について読んだり話しあったりして,なぜあるものは地下に,あるものは地上,あるものは樹上,あるものは水中に巣を作るかを調べる。

 13.かたつむりを見て,そのからの効用を話しあう。

 14.鳥の巣箱を作って,適当な所に置く。

 15.校庭のすみに動物小屋を作って,いろいろな動物を飼う。

 16.野外遠足をして,いろいろな動物の巣を見る。

 17.動物の親が子の世話をする有様を読んだり話しあったりする。

 18.菜園の害虫・害鳥・害獣の話を読んだり聞いたり話しあったりして,その表を作る。

 19.動物になったつもりで,動物は人からどんなふうにされたいか,ということを話しあう。


(二) 植物の生育するようすを知る。

 1.いろいろな種を集めて,どれがどんなふうにまかれるのかを話しあう。

 2.種を植えて,どんなふうに育つかを調べる。

 3.別々な場所に種子を植えて,日光や水のあんばいが,どんなにその生長に影響があるかを調べる。

 4.野外遠足をして,しめった土地,かげった土地,かわいた土地,日当たりのよい土地に育つ植物を見て,その区別を知る。  

 5.暑くて,湿気のある地方と,乾燥地帯の植物の生態の違いを知るため本を読む。

 6.熱帯・温帯・寒帯・低地・山地を世界地図で調べ,おのおのに生えている植物の種類を知る。

 7.とげ・いが・から・木皮・毒・悪臭等,植物が身を守るための方法を読んだり,話しあったりする。

 8.箱庭を作って若い雑草を植え,それが繁茂して行き,やがて枯れて土になる有様を観察する。

 9.実験に使った材料の量を記録しておく。

 10.常緑樹・落葉樹・一年草・多年草の表を作る。

 11.植え木鉢,植え木箱を作る。

 12.学校や家の植え木ばちや庭に植物を植える。

 13.公園その他公共地や他人の家の,木や草をいためないための方法と,なぜたいせつにしなければならないか,ということを話しあう。


問題五 動物はどのように人間の役に立っているか。

~学習活動の例~

(一) 食用に使われている動物のことを知る。

 1.今までに食べたことのある動物性食料をあげて報告する。

 2.食用動物の種類をあげる。

 3.魚をとるいろいろな方法を読む。

 4.魚市場やさかな屋に行って,どこから,どんな方法で,どんなふうにして魚貝類が運ばれて来るかを知る。

 5.山村・漁村・都市その他で手に入れることのできる動物性食料の表を作る。

 6.日本料理・中華料理・西洋料理のおのおのによく使われる動物性食料の絵を書く。

 7.各自が好きな動物性食料の味について話しあう。

 8.家や学校で,山羊・羊・鶏その他の世話をする。

 9.鶏や山羊や牛が,どんなうまいたべ物を私たちに提供しているか,その種類について話しあう。

 10.搾乳場に行って,牛乳のとり方を見る。

 11.ふだんの食事にどんな肉や魚があったかを記録する。

 12.さかな屋や肉屋に,魚や肉がどんなふうにして配給されて来るかを知る。


(二) 旅行,運搬に使われている動物のことを知る。

 1.土地の人々が動物を運搬のために使っている有様を書いた絵本を作る。
 
 2.山地では動物をどんなふうに運搬や交通のために使っているかを知る。

 3.さばくの旅でらくだが使われている有様を知る。

 4.雪で犬やとなかいが交通,運搬に使われているようすを知る。

 5.牛や馬が交通,運輸にどんなに役立っているか,ということを話しあう。

 6.世界各地でいろいろな動物がいろいろな方法で交通,運搬に使われているようすを示す絵巻物を作る。

 7.犬がどんなに忠実な動物か,ということを話しあい,その家畜化した歴史を調べる。

 8.犬が人間を助けるいろいろな場合のことを話しあう。

 9.伝書ばとの話を読んだり,伝書ばとを見たり飼ったりする。

 10.牛や馬のいろいろな用途を絵に書く。


(三) 動物がどんなに人々を楽しませているか,ということを発見する。

 1.家で飼っている愛がん動物を観察して,それについての話を書く。

 2.世界各地の子供が飼っている愛がん動物の話を聞いたり読んだりする。

 3.動物園や水族館に行って,その絵巻物を作る。

 4.さるとさるのなかまの統率者の話を読む。


(四) 衣類の材料に使われている動物のことを知る。

 1.着物類の材料を提供している動物の絵を集めたり,書いたりする。

 2.いろいろな毛皮獣の話を書いた本を読む。

 3.うさぎ・しか・とら・くまその他の狩の話を聞く。

 4.学校でうさぎの世話をする。

 5.動物の毛皮や皮が高価な理由について話しあう。

 6.熱帯・温帯・寒帯等,各地で使われている動物性衣料の話を読み,地図で調べる。

 7.毛皮製品を調べ,一番よい手入れ法を発見する。

 8.皮革製品を調べ,一番よい手入れ法を発見する。

 9.学校で養蚕の実験をし,農家に行って養蚕を見学する。

 10.土地の絹製品工場を見学する。

 11.養蚕業の現状を調べたり聞いたりする。

 12.まゆの選択や仲買人への売り渡しの状況,そのための準備を見たり聞いたりし,生糸や絹布製造の過程の話を聞く。

 13.絹の歴史を,聞いたり読んだりする。

 14.貝がらの用途を発見する。

 15.貝がら細工を作る。


(五) 農業に役立っている動物のことを知る。

 1.牛馬がどんなに農耕の役に立っているかを見て報告する。

 2.動物が作り出す肥料について話しあう。

 3.農家にはどんな動物が飼ってあるか,それがどんなふうに役立っているかということについて報告を書く。

 4.各地の動物性産物を示す地図を作る。


問題六 いろいろの物を手に入れるには私たちはどうすればよいか。

~学習活動の例~

(一) どんなふうにして食料が提供されるかということを発見する。

 1.その土地で作られるいろいろな野菜の図表を作り,自分の家で作られているものにしるしをつける。

 2.菜園を計画し,耕作,栽培,手入れをする。

 3.米・麦・麦粉・じゃがいも・さつまいもその他の主食を示す図表を作り,一人一日の配給量を書きこむ。

 4.青物市場に行って,よその土地から来た野菜や果物を見る。

 5.家で食べている食糧で,よその土地でできたものを報告する。

 6.ある種の植物がなぜその土地で育たないのか,その理由を発見する。

 7.ある食料がなぜほかの土地から移輸入されなければならないか,その理由を知るため本を読んだり話を聞いたりする。

 8.気候の違う土地で育っている食用植物の話を読んだり聞いたりする。

 9.地震・台風・大水・かんばつ・火山・さばく・山岳地帯等,食糧生産に影響を及ぼす自然力について聞いたり話しあったりする。


(二) よその土地でできるものが,どんなふうにして移入輸入されるか,ということを知る。

 1.砂糖・塩・麦粉・絹織物・綿織物・毛織物・石炭・石油等や紙・鉛筆・鉄製品等土地で使われているものがどんなふうにして作られるか,どこから来るかを発見する。

 2.おもしろいと思って特別に調べている物の生産地を示す地図を作る。

 3.物がその土地に入って来るものをさまたげている障害を発見する。

 4.物々交換の話を聞く。

 5.駅や港,倉庫などに行ってどんなものがよその土地から来,どんなものがよその土地に送り出されるかを見る。

 6.近所にある工場の人を学校によんで来て,原料品がどこからどんなふうにして持って来られ,製品がどこに送られて行くのか,話をしてもらう。

 7.工場の製産状況や土地の特産物を見て,それについて書く。


(三) よその土地から来ている品物について調べる。

 1.食料・衣料,その他の日用品等,よその土地から移入輸入しなければならない物を調べて図表を作る。
 
 2.よその土地の特産物を調べるため絵を集めたり,本を読んだりする。

 3.日常使っている物の原産地を示す絵地図を作る。

 4.外国の産物を集め,展覧会を開く。

 5.外国に行ったことのある人をよんで,外国で買った物を見せてもらい,その話を聞く。

 6.博物館や商品陳列所に行って外国の産物を見,それと自然環境との関係を調べる。

 7.輸出向けの産物を調べる。


問題七 水や電気やガスなどを私たちはどう使えばよいか。

~学習活動の例~

(一) 水の効用を知る。

 1.日常生活に水がなくてはならないことについて話しあう。

 2.あらゆる生物には水がなければならないという話を聞いたり読んだりする。

 3.植物の成長に水がなければならないことを知るための実験を計画し実施する。

 4.世の中に水がなかったらどんなことが起るかということについて話しあう。

 5.水がどんなふうに使われているか,家や学校で水を手に入れるのにはどんなふうにしているかということを観察し報告する。

 6.飲用水を保護するため,家や学校で使っている方法を話しあう。

 7.わき水や井戸のある場所を調べ,井戸を掘るにはどんな所がよいかということを話しあう。

 8.水道をとおして,家まで水がどんなふうにして運ばれて来るかという話を聞く。

 9.貯水池・配水所・浄水池を見学する。

 10.その土地のかんがい状況を示す地図を作る。

 11.動力源・飲料・かんがい・清掃等水の効用を話しあう。

 12.水の保全法について話しあう。

 13.水に不便な所を調べ,その人々がどんなに苦労して水を手に入れているかということを話しあう。

 14.水道料金を調べる。

 15.水を手に入れるいろいろな方法を見つけ比べあって,どれが古い型でどれが新しい型かということを話しあう。


(二) 水の害を発見する。

 1.洗たくや飲用,耕作用に適しない水を区別し,その原因を知る。
 
 2.近所のたまり水を調べて,汚物が入っているかどうかを見る。

 3.下水をためておくとどんな弊害があるかを話しあう。

 4.水たまりや,汚い流れで遊ぶのがなぜよくないかということを話しあう。

 5.なま水や悪い水を飲んで腹をこわした経験を報告する。

 6.水には病気を媒介することがあるという話を読んだり聞いたりする。


(三) 水をじょうずに使う。

 1.家や学校で水をじょうずに使っている方法を話しあう。
 
 2.顔を洗ったり,ふろに入ったりする時に,水やお湯をじょうずに使う順序について話しあう。

 3.航海をしたことのある人を呼んで,船中では水をどんなふうに使うか,話してもらう。

 4.家で一日に使う水の量を用途別に調べる。

 5.家で一箇月に使う水の量を調べ,それとその料金を記録する。

 6.自分が毎日飲む水やお湯の量を記録する。

 7.教室を掃除する時の水の運び方,使う順序,残り水の処理のしかた,などについて話しあう。

 8.用水路をこわしたり,用水をよごさないために必要な注意事項を報告する。


(四) 電気の効用と使用法について学ぶ。

 1.電気の効用を話しあう。
 
 2.停電の時,家や学校でどんな故障が起るかということを報告する。

 3.家の安全器やスイッチのありかを知る。

 4.家で使っている電気を利用した器具の表を作る。

 5.電気アイロン・電熱器・電動機等の電気器具や電気装置使用上の注意事項を話しあう。

 6.配電会社の人の仕事と漏電による危険についての話を読んだり聞いたりする。


(五) ガスの効用と使用法を学ぶ。

 1.ガス製造の話を読む。

 2.家にあるガスパイプやガスコンロを調べて表を作る。

 3.家で一筒月に使うガスの量とその料金を記録する。

 4.ガス使用上の注意を聞く。


問題八 土地によって交通運輸の方法がどんなに違っているか。

~学習活動の例~

(一) 土地で使われているいろいろの交通運輸の方法を発見する。

 1.物を運んで行ったり来たりする人や動物や車を見て記録しておく。

 2.あるものが運ばれるにはどんな方法があるかを表にして書く。

 3.ある方法で(例えば牛車,リヤカー)運ばれるものにはどんなものがあるかを表記する。

 4.駅に行ってどんな物が運ばれて来るか,どんなふうにして運ばれて来るかということを見たり聞いたりする。

 5.駅に行って,汽車または電車で,人や物がどんなふうに運ばれているかを見る。

 6.駅の付近の絵地図を作る。

 7.山の上や不便な所にある家から物が運ばれて来る有様について話しあう。

 8.車の発明と発達に関する話を聞く。

 9.車輪の効用とその用途について話しあう。

 10.交通を阻害している障害物を示す絵の掲示板を作る。

 11.交通を阻害する事がらについて話しあう。

 12.小包を作るお手伝いをする。


(二) 山岳地方の交通運輸の方法を知る。

 1.登山の時の物の運び方,いろいろな困難や楽しみについての体験を報告する。

 2.山の茶店で売っている品物とその値段を表にする。

 3.荷物を運ぶ動物の絵を書く。

 4.薪や炭が運ばれて来る方法を話しあう。

 5.山岳地帯で車がそんなに役立たないわけを話しあう。

 6.ケーブルカーやその絵を見る。


(三) 河川や湖沼地帯の交通運輸の方法を知る。

 1.渡し場や波止場に行っていろいろな船を見る。

 2.交通機関としての車・船・動物それぞれの効用を話しあう。

 3.橋や渡し舟の絵を書く。

 4.船の旅のおもしろさを話す。

 5.運河の話を読む。

 6.船で運ばれる物を見る。


(四) 大洋航海の船の絵を集めたり,話を読んだりする。

(五) 熱帯や寒帯地方の交通運輸について話を読む。

(六) さばくの旅の話を読み,隊商の絵を見る。

(七) 各国の旅行の方法を示した映画を見る。


問題九 ほかのなかまの者と仲よくするには私たちはどうすればよいか。

~学習活動の例~

(一) 自分たちのなかまをよくして行く。

 1.友だちの名を上げ,遊ぶ時にうまく行ったこと,うまく行かなかったことを書く。

 2.いっしょに勉強する友だちの名を上げ,いっしょに勉強する時のよいこと悪いことを話しあう。

 3.いっしょに仕事をする友だちの名を挙げ,いっしょに仕事をするのがどんなによいかということを話しあう。

 4.自分のなかまとほかのなかまを比べて,どっちがよくなかま同志で尊敬しあっているか,仲よくしているかを考え,その結果がどんなふうに現われているかを報告する。

 5.なかまで相談して,学校や土地のためになることを計画し,実施する。

 6.近所の掃除をし,学級備品をとゝのえ,学校の燃料に使うための枯れ枝を集める。

 7.なかまのためによい意見を出し,それをやりとげた人の話を見つけて,級友に読んで聞かせる。

 8.読書クラブ・運動クラブ・科学クラブといったクラブを教室で作り,これを活用する。

 9.教室掃除・用紙分配・動植物の世話等を処理するための学級委員を選ぶ。


(二) ほかのなかまの者と仲よくする。

 1.なかまの者と遊んだり,勉強したり,仕事をしたりした経験を話しあう。
 
 2.なかま以外の者とうまく行かない理由を発見し,その解決の方法を話しあう。

 3.なかま以外の者を呼んで来て,いっしょに遊んだり勉強したりする。

 4.ほかのなかまと気持よく,進んで協力する。

 5.新しい友だちをなかまにひきあわせる。

 6.引揚者を土地の新しい生活になじませる方法を話しあう。

 7.学級にいる引揚者の子供に,紙ばさみとかふとんとかいった物を作って分けてやる。


問題十 国や宗教上の祝祭行事は各地で,どのように行われているか。

~学習活動の例~

(一) 土地の祭や年中行事について学ぶ。

 1.国民的祝祭日・地方的祭日及び年中行事の暦を作り,おのおのの日に子供がする仕事や遊びを書き入れる。

 2.国民的祝祭日や地方的祭日の由来の話を読んだり話しあったりする。

 3.国旗の立て方を学んだり,祝祭日の歌を習ったりする。

 4.正月のお飾りを用意し,その由来を聞く。

 5.神社・佛閣・教会で行われる年中行事を見たり,聞いたり,話しあったりする。

 6.家の人たちが祭や行事の用意をする有様,どれくらい前から用意をしはじめるか,といったことを話しあう。

 7.祭や行事の時の特別なごちそうについて話しあい,その由来を聞く。

 8.祭や年中行事の時の特別な風習や行事を話しあう。

 9.祭や行事のある日によそからやって来る人について話しあう。

 10.祭や行事の日に使われる特別な器具や装飾を見たり話しあったりして,その由来を聞く。

 11.学校で節句その他の特別の日に父兄を招待する会を計画し実施する。

 12.祭の日に使った小づかいについて報告する。


(二) よその地方の祭や行事について学ぶ。

 1.よその土地から引っ越して来た人を呼んで,よその土地の祭や行事の話を聞く。

 2.自分が見て来たよその土地の祭の絵をみなに聞かせる。

 3.日本各地で行われている珍しい祭の絵を見たり,話を聞いたりする。


(三) 外国の祭や行事のことを学ぶ。

 1.外国に行ったことのある人を呼んで,外国の祭や行事の話をしてもらう。

 2.世界各地のクリスマスや新年の行事の話をしてもらう。

 3.欧米人がどんなにクリスマスを待ちわび,それを楽しみにしているかの話を聞く。

*******************
 
 小学校3年生でも,「ここまで!」と驚くような学習活動を想定していますね。

 もう現在の中学生レベルを超えているのではないか,というものまであります。

 こういう活動は,学校だけで完結するものではもちろんありません。

 家庭の教育力の大切さを,あらためて痛感させられます。

 今は,何でも,「じゃあ,塾で」っていうことになってしまうのですが,

 お金がなくてもできること,親としてできることを真剣に考え,実践できるような時代に生まれてきたかったですね。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より
  • 目くばりをするということは、実際にそこに目を遏(とど)めなければならぬ。目には呪力がある。防禦の念力をこめてみた壁は破られにくく、武器もまた損壊しにくい。人にはふしぎな力がある。古代の人はそれをよく知っていた。が、現代人はそれを忘れている。
    「楽毅」第1巻より
  • 知恵というものは、おのれの意のままにならぬ現状をはげしく認識して生ずるものなのである。
    「楽毅」第1巻より
  • 会う人がちがえば、ちがう自己があらわれるということであろうか。
    「奇貨居くべし 黄河編」より
  • 静寂に染まりきれば、ふたたび起つことはない。生きるということは、起つ、ということだ。自然の静謐に異をとなえることだ。さわがしさを放つことだ。自分のさわがしさを嫌悪するようになれば、人は死ぬ。
    「楽毅」第四巻より
  • 人というものは、自分のやっていることをたれもみていないと思い込んでいるが、じつはたれかがみており、やがて賛同してくれる人があらわれる。
    「春秋の名君」より
  • 寵を受けても驕らず、驕っても高い位を望まず、低い地位にいながら怨まず、怨んでもおのれを抑えることのできる人は少ない
    「沈黙の王」より
  • 小さな信義が、きちんとはたされてこそ、それがつもりつもって、大きな信義を成り立たせる。それゆえに、明君は、小さな信義をおろそかにせず、つねに信義をつむように、心がけるものである
    「歴史の活力」より
  • 奥の深いことと、表現がむずかしいこととは、むしろ逆の関係にある。むずかしい表現のほうが、ぞんがい簡単なことをいっている場合が多く、やさしい表現のほうが、奥の深いことをいえる。
    「歴史の活力」より
  • 黄河の流れは悠久とやむことはない。河床もあがりつづけるのである。いくら堤防の高さをましてもらちのないことであった。
    「侠骨記」より
  • 人はおのれのままで在りたい。それは願望とはいえぬほどそこはかとないものでありながら、じつは最大の欲望である。人の世は、自分が自分であることをゆるさない。
    「奇貨居くべし 春風篇」より
  • 外をもって仕えている者は信用するに足りぬ。つまり男でも女でも内なる容姿というものがあり、その容姿のすぐれている者こそ、依恃(いじ)にあたいする。
    「奇貨居くべし 春風篇」より
  • 橘という木があります。この木が淮水の南に生ずれば、すなわち橘となります。ところが淮水の北に生ずれば、すなわち枳となります。葉は似ておりますが、実のあじわいはことなります。なにゆえにそうなるかと申しますと、水と土がちがうからです。そのように、その者は斉で生まれ育ったときは盗みをしなかったのに、楚にはいって盗みをしたのです。楚の水と土は、民に盗みをうまくさせようとするところがありませんか
    「晏子」(第四巻)より
  • 倹より奢に入るは易く、奢より倹に入るは難し
    「中国古典の言行録」より
  • 礼儀という熟語がある。礼とは万物を成り立たせている根元に人がどうかかわるかという哲理のことで、儀とは礼をどう表現するかというレトリックをいう。その二つが組み合わさって礼儀ということばが生まれた。
    「春秋の色」より
  • 都邑が矩形であるのは、この大地が巨大な矩形であると想像するところからきている。したがってかぎりない天地と形容するのは正確さに欠ける。大地にはかぎりがある。ただし大地は四方を高い壁でかこまれているわけではない。とにかく独創とか創見というものは、思考が狭い矩形をもたぬということではないか。人はいつのまにか思考を防衛的にしてきた。他者を拒絶しがちである。思考の四方に感情という壁を立てて、他者と共有してきた天を極端にせばめてしまった。
    「子産(下)」より
  • 人というものは、恩は忘れるが、怨みは忘れぬ。
    「孟嘗君 5」より
  • 人はたれにもあやまちがあります。あやまちを犯しても改めれば、これほど善いことはありません。『詩』に、初めはたれでも善いが、終わりを善くする者は鮮(すくな)い、とあるように、あやまちをおぎなう者はすくないのです。
    「沙中の回廊(下)」より
  • 「わたしは侈っている者を烈しく憎まない。なぜなら侈っている者はおのずと滅ぶ。が、なまけている者はどうか。わたしはなまけている者をもっとも憎む」
    「沙中の回廊(下)」より
  • 人を得ようとしたければ、まずその人のために勤めねばならぬ。すなわち、晋が諸侯を従えたいのであれば、諸侯のために骨折りをしなければならない。
    「子産(上)」より
  • 知るということは、活かすということをして、はじめて知るといえる。
    「青雲はるかに(上)」より
  • 師はつねに偉く、弟子はつねに劣っているものでもない。弟子の美点に敬意をいだける師こそ、真に師とよんでさしつかえない人なのではないか。
    「孟嘗君 2」より
  • 人を家にたとえると、目は窓にあたる。窓は外光や外気を室内にとりいれるが、室内の明暗をもうつす。そのように目は心の清濁や明暗をうつす。
    「孟嘗君 2」より
  • 人にものごとを問うということは、質問そのものに、問うた者の叡知があらわれるものである。
    「孟嘗君 3」より
  • 人から嫌われることを、避けようとする者は、心の修養ができていないことである。
    「中国古典の言行録」より
  • 人を利用すれば、かならず人に利用される。・・・企てというのは、人に頼ろうとする気が生じたとき、すでに失敗しているといってよい。
    「太公望 中」より
  • 与えられてばかりで、与えることをしないことを、むさぼると申します。むさぼった者は、なべて終わりがよくない
    「孟夏の太陽」より
  • ・・・料理をつくりながら、人と組織とをみきわめたのか。素材が人であれば、素材を合わせてつくった料理が組織である。それ自体はにがく、からいものでも、他の素材と合わされば、うまさを引きだすことができる。煮るとか蒸すとかいうことが、政治なのかもしれない。
    「太公望 中」より
  • 他人を変革するためには、まず自己を改革しなければならね。
    「太公望 中」より
  • 人が何かを得るには、二通りあります。与えられるか、自分で取るかです。(中略)与えられることになれた者は、その物の価値がわからず、真の保有を知りませんから、けっきょく豊さに達しないのです。
    「奇貨居くべし 春風篇」より
  • みじかいなわしかついていないつるべでは、深い井戸の水を汲むことはできない。
    「奇貨居くべし 黄河編」より
  • 人は目にみえるものを信じるが、そのことにはかぎりがあり、けっきょく、人が本当に信じるものは、目にみえぬものだ
    「晏子」第二巻より
  • 人にはそれぞれこだわりがあり、そのこだわりを捨てて、変化してゆく現実や環境に順応してゆくことの、何とむずかしいことか。
    「奇貨居くべし 飛翔篇」より
  • 失敗を心中でひきずりつづけると、起死回生の機をとらえそこなう。それは戦場における教訓にすぎないともいえるが、大きな勝利とは、相手の失敗につけこむのではなく、自分の失敗を活かすところにある。楽毅の信念はそうである。
    「楽毅」第四巻より
  • 人の頭脳のなかの眼力は、木の幹にあたるであろうが、幹をささえるものは知識という葉ではない。根である。根は地上の者ではどうすることもできない伸びかたをする。その根は天から落ちてくる水を吸い、人からあたえられる水も吸って太ってゆく。
    「奇貨居くべし 春風篇」より
  • 大木にするためには、幹の生長に目をうばわれがちであるが、地中の根を大きく張らせることを忘れてはならない。花を咲かせることをいそぐと、花のあとの結実をおろそかにしてしまう。要するに、大木でなければ豊かな実をつけないということである。
    「奇貨居くべし 春風篇」より
  • あらゆる事態を想定して準備を怠らず、変化に対応できるようなトップでいなければならない。
    「中国古典の言行録」より