ビジネス英語で変わる教育への姿勢~その8 TRANSFORM~
change だけでも刺激的な言葉だと思いますが,
transform ともなると,完全に変わってしまうことを表します。
変化に鈍感な,あるいは,変化に対して拒絶的な反応をしやすい学校の教師たち・・・
本当に,この世でもっとも「保守的」だと思われる教師たちにとって,
あまりなじみがない単語かもしれません。
しかし,
The development of information technology has transformed how people communicate.
という例文にふれたりすると,
それは学級づくりにおいても目指すべき「進歩」「進化」なのかもしれない,と思えてきます。
今,多くの学校が「言語活動の充実」をテーマとした研究や研修に取り組んでいますが,
これを支えるのは「豊かな人間関係」です。ここを抜きにして,「言語活動の充実」はあり得ません。
だから,本当の意味で「言語活動の充実」にすぐに取り組める学校というのは,そう多くはない。
「ひどい授業」をよく見てきましたが,
この背景には「ひどい学級経営」があるとも言えるのです。
「もっとましな学習活動ができないのか」という指摘は,
指導している教師ではなく,生徒に向けて発することができるような授業さえあります。
こういう学級に必要なのは,まさに
transformation です。
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