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その子を伸ばせないなら教師をやめた方がよい

 小学校から,最低・最悪のコメント付きで中学校に上がってくる子どもがいる。

 しかし,中学校に入ると,別人のようにリーダーになって活躍しだすことがある。

 逆に,小学校の教師が目の中に入れても痛くないような持ち上げ方をした子どもが,

 中学校では特段の活躍もできず,学力も期待通りには上がらないで高校に進学していくこともある。

 12歳の子どもと13歳の子どもには,ものすごく大きな段階がある。

 体格・体力的な問題とは別の話である。

 さて,先日,ある中学校の授業を見学させていただいた。

 二人も介助員(寝ている子どもを起こしたりする役割らしい)がいたことには驚いたが,

 私が一目でわかったことがある。

 いつも後ろ向きの発言を繰り返して,授業を妨害するまでには至らないが,問題の生徒だと見られている子どもがいた。

 私は参観者の一人だったが,その生徒にある役割を担ってもらったら,とてもうれしそうに反応してくれた。

 この生徒は,人一倍,「人の役に立ちたい」と思っているのだ。

 「がんばりたい」という心の表れが,「~が嫌い」というわがままな言葉であることがわからない教師ではいけない。

 中学生にとって,「~が嫌い」と先生に聞こえるように言うのは,その先生が好きだからである。

 こういう中学生を毛嫌いするような人間に,教師はつとまらない。

 「勉強が嫌い」と言ってもらえるような関係を教師は生徒とつくらなければならない。

 こういう生徒を,介助員を通してだまらせるような人間は,教師としてふさわしくない。

 私が気になった生徒がもう一人いる。

 自分の意見をさっと書いてしまった後,話し合いの場面になっても何も伝えない子どもである。

 能力が高いことはすぐにわかったが,それを他の生徒に伝えたり,共有したりすることができない。

 こういう生徒の評価はかなり低いものになるはずなのが今の評価の仕組みなのだが,実際のところはどうだろうか。

 こっちの方にこそ,介助員はつくべきである。

 いや,やはり,どう考えても,介助員はいらない生徒の質の高さだった。

 授業をしてくれた先生との関係もできている。

 問題なのは,この先生に研究授業を押し付けたほかのベテランの教師たちである。

 

 
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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より