確信犯
人間は感情によって左右されやすい生き物である。
モチベーションを高めることを研究する学科まで登場している。
その知恵を授けることで金儲けをしている人もいる。
人間を強く動かす感情には様々なものがあろうが,
私がこのブログを書く一番の理由は「怒り」である。
教員が情けない醜態をさらし続けることが我慢ならない。
指導力がないというより
劣化させる力のある教員によって,子どもが「伸びない」ことが気の毒でならない。
教育ブログの中にも,明らかに見当違いの指導を恥ずかしげもなく
公開している人間がいるが,こういう失敗の公開というのはある意味では,とても重要なことである。
「こうあってはならない」と自分に言い聞かせることができるから。
人は強い感情がもとになって,
強烈な動機をもって,「どうしようか」と考えるようになるのである。
「意欲を高める学習指導の工夫」など,今まで何回くらい耳にし,目で見たことだろう。
「思考力を高める学習指導の工夫」をするためには,まずは「意欲を高める学習指導の工夫」が前提として必要なのである。
「考える価値のあること」だと知ってはじめて,考えようとする子どももいる。
心を動かすのが先か,考えるのが先か,子どもを相手にしている場合は,
両方から支えていってあげる力が必要である。
教師にとってはもちろん,子どもたちにとっても必要なことである。
ある誹謗中傷ブログの管理人は,自分の矛盾を示すコメントを勝手に削除している。
確信犯である。本来の意味ではなく,定着している誤用の方の意味である。
この確信犯には,何のロジックもない。
ただただ感情にまかせて,特定の個人に対する攻撃を繰り返している。
まさに,自分で描いた通りの人物である。
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