いじめをつくり出す教師の「空気感」
まだちょっとブログを書いている暇はないのですが,
「また始まった」という記事があったので,記録を残しておこうと思います。
いじめを起こすもとになるのは,「この空気,気に入らない」というような,「異物を排除しよう」とする心の動きです。
「居心地のよい空間にしよう」とする,身勝手な「性癖」です。
小学生や中学生のいじめには,気に入らない生徒を学級委員にしていじめてしまうというものもあります。
これだけ単純な図式が見えない教師がいたんですね。
「社会」という翻訳語をあてた,ソーシャルという言葉と,
「共同体」という翻訳語をあてている,コミュニティと言葉の違いが分かっていない人間が日本では教師をしているのです。
というより,教師は「共同体」を作りたがる傾向のある人が多いようです。
「社会」で生きていくのが苦手な人が,集まってくる職業と言えるのかもしれません。
今日は,毎年,授業参観に来てくれる大学3年生と話をする機会がありましたが,
いろいろなところで「ゆとり世代」「低学力世代」と呼ばれ,自信を失いかけているのか,
やたらと「知識の量」を気にしている様子が見受けられました。
今や,「知識量」で勝負できる時代ではないのに,どうも学科試験をクリアする自信のない人にとっては,よほどのプレッシャーのようです。
「知識量」に関することしか表現できないブログを読めば,
「これじゃ意味ない」ということが分かるでしょう。
「見えている」のに,「全く見えていない」教師の典型がよく分かるブログをよろしければ秘密でご紹介いたします。
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