フーガは「様式」,ソナタは「形式」
Yahoo!知恵袋は,中学生も利用することがあるようです。
フーガ
と
ソナタ
の違いは,次のように説明されていました。
下線部は私が引きました。
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フーガは「フーガ形式」とは普通言いませんのでまずそこはご注意を。
様式の名前なので「フーガ」でいいかと思います。
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まず、フーガは「様式」、ソナタは「形式」です。
フーガは、曲の冒頭に単旋律で示された主題を、幾つかのパートが一定の規則にしたがって順次模倣する様式です。もともと合唱曲であったため、鍵盤曲でも器楽曲でも、各パートは「声部」と呼ばれます。曲の構造は、一般的な傾向はあっても明確ではなく、したがって形式とみなすことはできないのです。
ソナタは通常、提示部、展開部、再現部の3つの部分から構成される形式です。提示部には互いに曲調の異なる第一主題と第二主題が示されます。展開部ではこれらの主題が転調、変形、模倣など様々な手法で示されたり、新たな楽想が加えられたりと、工夫が凝らされます。再現部では再び第一主題と第二主題が示されて曲を閉じます。
以上の基本事項を踏まえれば、フーガをソナタ形式で書くこともできますし、ソナタ形式の中にフーガ様式を組み入れることもできます。
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分かりやすいですね。
言葉を大切に使っている人の説明は,理解しやすいです。それにひきかえ・・・・
「様式」は「形式」に含まれる概念だ・・・なんて反論の仕方もあるのでしょうか?
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