反省文まで親が考える時代
小学校には,子どもの勉強を親に見させるのが好きな教師がいる。
いい作品を,親が作ってくれる。
いいレポートを,親が書いてくれる。
いい作文を,親が書いて賞をとってくれる。
・・・・・
これが当たり前だと思っている哀れな子どもは,
反省文まで親に考えさせる。
どこかのなりすまし・よいしょコメントのように,
考えたのが誰かがバレバレの文章を,
平気で出す子どもがいるのだ。
小学校なら,これでOKだったのだろう。
気の毒に,中学校では,ますます自分を窮地に立たせるだけである。
最後に,自分が子どもの足を引っ張っていたことに気づいたとき,
親は本当の「親」になれるのだろう。
子どもが大きくなりすぎるまえに,ぜひとも気づいてほしい。
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