長嶋さん・松井さん・阿部さんの緊張
三番目の阿部さんは,安倍総理のことではなく,
巨人の4番の阿部選手のことである。
今日,一番「緊張」している選手は,この巨人の4番だろうと,
勝手に想像している。
チャンスでの凡打は,その「緊張」のためだと思っている。
私は,安倍総理の姿やスピーチが浮いてしまわないか,
心配していたのだが,どうにかドームのファンを敵にまわさないですんだようだ。
「アンチ巨人」とまでスピーチで明かした時は冷や冷やしたが,
あくまでも今日の主役は長嶋・松井であった。
ついでに緊張していたのは,
左手一本で始球式の球を打ちに行った長嶋さんの後ろで,
半分以上予想し,警戒していた原監督だろう。
あれでは安倍総理のSPも間に合わない。
今日は,亡き父に2人の国民栄誉賞受賞の報告を行いたい。
熱烈な巨人ファンであった。
原世代の私,
松井世代の息子と,
別に野球が好きではない家族を苦しませる季節になってしまった。
みんな,本当の「孤独」を味わってきた人,味わっている人たちばかりだと感じている。
今,教師たちは,かつての長嶋監督と松井選手のように,
一人一人の子どもと真剣に向き合うのをやめてしまってはいないか。
それも授業というかけがえのない時間の中で。
教師は,放課後に子どもとそういう時間をもつことはできない。
授業が勝負である,というのは,そういう意味である。
最後に,松井さんには,
将来,巨人の監督という「約束された場所」があるかもしれない。
ただ,野球ファンには失礼かもしれないが,
松井さんにはもっと「大きな仕事」があるような気がしてならない。
« 教員養成の根本的な失敗 | トップページ | 汗をかくことを忘れた教師と子どもたち »
「教育」カテゴリの記事
- 教員になりたての人がすぐ辞める理由(2019.01.12)
- 教育は「願ったもの勝ち」「言ったもの勝ち」ではない(2019.01.08)
- 「一人も見捨てない」は罪な要求である(2019.01.04)
- 列で並ぶこと自体が好きな?日本人(2019.01.01)
「ニュースより」カテゴリの記事
- 止まらないビールの需要減(2018.12.30)
- 五輪ボランティアの数字を見て(2018.12.27)
- 南青山に似た環境の公立学校は,頑張った。(2018.12.23)
- 愛校心によって大切なものを失った経験から(2018.12.16)
「野球」カテゴリの記事
- 日曜日の河川敷(2018.08.26)
- センカクの14億円とカナノウの2億円(2018.08.25)
- 中心選手を育成するために負け続ける勇気(2018.06.09)
- 「強いチーム」の勝因(2018.05.27)
- 「勲章」としてのブーイング(2018.05.26)
「仕事術」カテゴリの記事
- ネガティブ・ケイパビリティ~解決困難な問題に正対し続けられる資質能力(2017.12.04)
- 準備体操なしで全力疾走させるような授業はアウト(2017.11.26)
- 歴史用語半減による「ゆとり」が生むもの(2017.11.19)
- 教師の成長力を奪う力(2017.11.19)
- 成長をとめないために(2017.11.18)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント