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「ベテラン教師」の強みとは?

 新任の教師は,教科の学習指導で,

 先輩の教師にどのような質問を投げかけることが

 「双方にとって」

 有意義であろうか?

 最適な質問は,

 中学校教師になら,

 中学生は,どのような分野のどのようなレベルの学習は得意で,

 何が不得意でしょうか。

 不得意な部分では,どのような工夫をしたらいいでしょうか?

 というものだろう。

 ベテラン教師には,

 過去の生徒たちの学習の履歴が頭に入っている。

 どのような指導をすると,どのような成果が生まれるのかを知っている。

 大事な情報は,どのような指導をしても,成果が生まれない部分があるということである。

 そこに重点を置くべきか,

 低レベルの入試問題のようなテストに出そうな,単純なことを

 習得することだけに重点を置くべきか,

 その方針を適切にアドバイスしてくれるだろう。

 ベテランは,多少の冒険ができる。

 今までになかった指導法に挑戦することである。

 新任の教師の多くは,

 自分が受けて,自分が身につけた通りの学習指導を行ってしまう。

 最初はそれでよいのかもしれないが,

 自分の同級生で学習が苦手で困っていた人に,

 どんな態度で接していたかが,

 教師になってから問われてくる。

 基本的に,「道」はつくっておくべきである。

 どこだかわからないところに生徒を導くのではない。

 最初は何だかわからなかった成果が生まれるかもしれないところが,教育の醍醐味ではあるが,

 それは「基本的な路線を歩いていて」初めてお目にかかれる「牡丹餅」である。

 「道」が見えないまま,見切り発車で授業をして,失敗する。

 「先輩」から,どこがどう誤っていたのか,アドバイスをもらえれば,

 生徒や保護者から問題を指摘されて慌てるという「失態」をあらわにしなくてすむ。

 どこがどう問題かを説明する能力がなければ,

 指導者としては失格である。

 ただ「相手がおかしい」と言っているだけでは,何も始まらない。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より