教師よりも「個人教授」の方が向いている人
いつか一斉授業の意義を述べていた。
今は「個別指導」の話をしている。
内容は非常に偏っていて,「技能」に関する「指導」の話である。
正確には,「指導」の話ではなく,「評価」の話である。
より正確には,「指導の改善のための評価」の話ではない。
「指導の改善のための評価」ではない「評価」とは,
簡単に言えばコンテストでの優劣決めである。
教育とは無縁の話である。
教師論でも,教育論でも何でもない。
教師の中には,「個別指導」しかできない人がいる。
40人とか,200人を相手に話ができない人のことである。
こういう人たちを,行政は「へき地」の極小規模校に転任させる。
しかし,生徒が学級に数人いたら,
やはり「一斉授業」をしなければならない場面が出てくる。
でも「一斉授業」として成立させることができない。
校長先生から「どうしたら改善することができますか」と問われたことがあるが,
私は大規模校に転任させることをお薦めした。
授業は崩壊する・・・つまり,「一斉放棄授業」「一斉蜂起授業」に
なる可能性が高いのだが,
そこから教師は「出発」する。
過去の失敗と同じことを繰り返すかもしれないが,
新島襄の言葉を送りたい。
男子たるもの,最後の血の一滴が流れるまで,戦い抜け・・・・
こんな時代ではなくなったのは承知しているが,
その気概がなければ教師などは続けていられない。
延命措置としての異動には私は反対である。
個人指導専門の塾の講師になってもらう方がよい。
ある教科では,自分の専門性やプライドが逆効果になって,
生徒の能力を高めることができないという典型的なタイプが多い。
こういう人は,教師には向かない。
個人教授になることを強くお薦めする。
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