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教師よりも「個人教授」の方が向いている人

 いつか一斉授業の意義を述べていた。

 今は「個別指導」の話をしている。

 内容は非常に偏っていて,「技能」に関する「指導」の話である。

 正確には,「指導」の話ではなく,「評価」の話である。

 より正確には,「指導の改善のための評価」の話ではない。

 「指導の改善のための評価」ではない「評価」とは,

 簡単に言えばコンテストでの優劣決めである。

 教育とは無縁の話である。

 教師論でも,教育論でも何でもない。


 教師の中には,「個別指導」しかできない人がいる。

 40人とか,200人を相手に話ができない人のことである。

 こういう人たちを,行政は「へき地」の極小規模校に転任させる。

 しかし,生徒が学級に数人いたら,

 やはり「一斉授業」をしなければならない場面が出てくる。

 でも「一斉授業」として成立させることができない。

 校長先生から「どうしたら改善することができますか」と問われたことがあるが,

 私は大規模校に転任させることをお薦めした。

 授業は崩壊する・・・つまり,「一斉放棄授業」「一斉蜂起授業」に

 なる可能性が高いのだが,

 そこから教師は「出発」する。

 過去の失敗と同じことを繰り返すかもしれないが,

 新島襄の言葉を送りたい。

 男子たるもの,最後の血の一滴が流れるまで,戦い抜け・・・・

 こんな時代ではなくなったのは承知しているが,

 その気概がなければ教師などは続けていられない。

 延命措置としての異動には私は反対である。

 個人指導専門の塾の講師になってもらう方がよい。


 ある教科では,自分の専門性やプライドが逆効果になって,

 生徒の能力を高めることができないという典型的なタイプが多い。

 こういう人は,教師には向かない。

 
 個人教授になることを強くお薦めする。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より