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池上彰著『学び続ける力』の価値

 最近,講談社現代新書で読んだ本は,池上彰著『学び続ける力』と橋爪大三郎×大澤真幸×宮台真司著『おどろきの中国』である。

 『学び続ける力』の本体価格は720円。

 『おどろきの中国』は900円。

 『学び続ける力』を買って驚いたのは,

 本の薄さと,文字の大きさである。

 『学び続ける力』は37字×14行×184ページ。

 『おどろきの中国』は40字×16行×381ページ。

 文字数で比較すると,9万5千字と24万字という違いである。

 『おどろきの中国』の方が,文字数が2.5倍なのに価格は1.25倍。

 読んでみるとわかるが,『おどろきの中国』は,半分「歴史の本」である。

 「どうやって中国と付き合ってゆけばよいのか?」を

 考える前に,

 「歴史を知る」ことが大切なことを実感させてくれる。

 『学び続ける力』にある

>「すぐには役に立たないこと」を学んでおけば「ずっと役に立つ」

 という「教え」そのものである。

 『学び続ける力』はだれが読むのが一番良いか。

 これは中学生から大学生くらいが最適だろう。

 60歳を過ぎても活躍の場が新たに得られるような人になるには,

 どのような生き方するのがよいか。

 「学び続ける力」の源泉はどこにあるのか。

 それが示されている。

 『学び続ける力』は「本」であるために,

 「本」を宣伝する「本」になっていることも確かだが,

 「本」には,「電子書籍」にはない「魂」がこもっている。

 『おどろきの中国』は読みごたえがある。

 おそらく,買っても通読できる人はそう多くないだろう。

 ところどころに,主張を整理してまとめたり,論点を図解するなどの

 「親切」な配慮があれば,1000円を超えても価値のある本だと思われる。

 中国を知るための貴重な本の1冊だと思われるが,

 ここまで時間をかけて

 「中国との対話」に真剣に取り組もうとする「一般人」は,そう多くはないだろう。

 「要するにどういうこと?」と問われ続けると,

 人間は「学ぶ」ことをやめてしまう動物なのだ。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より