生徒からもらう年賀状から思うこと
今年度は,中学校の全学年の生徒を教えた関係からか,生徒からの年賀状をたくさんもらいました。
ここのところの傾向を感覚的に言うと,
本人の言葉が一言もない年賀状が増えたことでしょうか。
宛先も機械で印刷されているので,親が勝手に出しているのではないかと疑いたくもなります。
特に,親の愛情がたっぷりの年賀状を見ると,こういうのをもらってもうれしくないタイプの大人もいるのではないか(私は自分が同じようなのをつくっているので,そうではないですが)と思ってしまいます。
ほとんど話をしたことがない生徒からもらう年賀状にコメントなしのものが多いので,これは反省材料になります。
震災後,「家族の絆」が強まったのではないか,という「想像」がなされていますが,
確かに,20年近くのお付き合いのある方の年賀状が今までと異なり,家族写真入りになった,というものもありました。
どの年賀状からも,とてもあたたかい雰囲気が伝わってきて,
これは電子メールや無料通話アプリによる挨拶では伝わらないものだと感じました。
ちょっとぎこちない,手書きの「決意表明」なんてものを見せられると,
自然にその生徒の日常に目がいってしまう・・・・というのも,「ひいき」の一例ですかね。
年賀状は,「私的」な「文書」のやりとりです。
でも,まさかそれを禁じている学校はないと思いますが・・・。
しかも,その理由が「先生の仕事(年賀状の返事を書く)を増やすことにならないように」
だったら・・・・。
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