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理科・数学の学力は向上したか? ~TIMSSの結果より~

 国際教育到達度評価学会が発表した2011年の小4と中2対象の国際学力テスト「国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)」結果では,全科目で平均点が上昇または横ばいとなったそうだ。

 参加国中の順位がもし5位以内に入らなかったら,もっと「気合い」が入り,

 「予算獲得」の口実になったのに・・・・と思うと,残念である。

 言うまでもなく,文部科学省が新しい学習指導要領で身につけさせようとしていることのすべてを評価できる調査ではない。
 
 思考力を問うような問題,解く過程を説明するような問題はあるのだろうか?

 単純に「正解できたかどうか」を問う問題は,不思議と,

 社会科では「つまらない問題」扱いされるが,

 数学や理科では,「納得のいくもの」とされる。

 学力がどうということに関心がある人でも,

 小学校4年生の理科は何を学んでいるか,知っている人は少ないだろう。

 ましてや,調査に参加する50前後の国で,どのような理科教育をしているのか,知っている人はまれだろう。

 今,育てようとしている学力は,

 シンガポールの小学校4年生の理科の教科書はどのようなものだろうか?

 読んでみたい。

 と思わせるような力である。

 小学校教師で,ロシアの理科教科書が手元にある,という人は全国で何人いるだろう?

 ・・・・お役所や図書館には,あるのだろうか?

 
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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より