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命を救うために必要な知識

 日本循環器学会が,心肺蘇生に関する重要な分析結果を発表している。

 心臓が止まった人に行う心肺蘇生は,私も毎年,訓練を行っているが,その内容は人工呼吸と心臓マッサージを交互に行うというものである。

 しかし,データによると,心臓マッサージだけを行う方が救命率が高くなるとのことだ。

 「常識」が塗り替えられようとしている。

 呼吸は,外から見て分かりやすい「生きている証拠」だから,

 人工呼吸を行いたくなる気持ちはわかる。

 しかし,心臓が止まってしまっていては,脳に酸素がいかなくなり,脳が死んでしまうわけだ。

 呼吸より,血を流すことを優先すべきではないか,ということを分析結果は語っている。

 こうした情報は,年に1回しか行われない研修の場などではなく,一刻も早く,現場の教員が共有すべきである。

 ただ,教育行政の弱いところがこういった面でも露呈する。

 保健体育科の指導主事の皆さんは,頑張ってください。

 行政に入って,ただの事務屋に成り下がったのでなければ。

 たった一つの知識で,救われるかもしれない命があるのです。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より