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まじめを装うから陥る教師の変革力不足

 本田直之著『面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則」(大和書房)をヒントに考えたことです。

 変革というのは,何かが「面倒くさい」と思うところから始める。

 「面倒くさい」から,先送りする,というのが,仕事のできない人の特徴。

 「面倒くさい」から,先にやっておく,後で困らないようにしておく,改善してしまう・・・・そうやって仕事を積み重ねてきた人と,「先送り」型に人とは,天と地の違いができてしまう。

 ここからは,私の勝手な想像です。

 教師は,「まじめでなければいけない」という心理的な圧迫を受けており,

 「面倒くさい」から,「~をしない」とは言えない。

 それを行う。ただ,「やらさせ」感だけをもって。

 あるいは,「時間がないから,~ができない」と言う。

 だから,改善もできないし,とにかく,仕事が楽しくない。

 仕事がうまくいく方法として紹介されているものの一つが,

 「無意識化する」こと。

 計算の九九のように。

 無意識化できてしまえば,おそらく,

 愚痴が減る,見返りを期待しない,やる気を下げない,などの波及効果が生まれてくる。

 問題は,どうすれば「無意識化」できるか,ということ。

 教師たちが,「褒め方」「叱り方」を本で読んで,

 「本のように褒める,叱る」をやると,
 
 それは「褒める,叱る」の方法や効果を意識してやっているということで,

 私が何度も言っているように,それは相手にも伝わってしまう。

 「褒めて,私が~になるようになることを狙って,褒めているんだ」と思われてしまう。

 「挨拶」もそうだし,「所作」もそうだし,

 「無意識」にできている行為,「自然」にできている行為が与える印象の方がよいに決まっています。

 「無意識化」に到達するには,「修行」あるのみですかね。

 これも前から書いているように,そういう「能力」をすでに体得できている人もいる。

 それは,おそらく「そういう人」に教育を受けた成果なのでしょう。

 「再生産」によって「格差」が拡大していく。

 それは食い止めるのが,本当は学校という場所の役割なのですが。


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  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より