「いじめ対応教諭」導入で「いじめ件数」激増
「いじめ」は「小さい物」も含めれば,いくらでもある。
今までの「報告書」に含まれない「いじめ」が,「数に入る」ようになれば,おそらく「いじめ発生件数」は激増することになるだろう。
また,「教員が増員される」ために,「いじめの件数が多い」ことが条件なら,今まで隠してきた数を含めればよい。
「いじめ対応教諭」の意味をどうとらえるかは学校によってまちまちだろうが,
生徒や保護者からすると,微妙な話である。
「いじめ対応教諭」がいることが,学校にとって「よい面」と見られるか,「悪い面」と見られるか。
「いじめ対応教諭」に「いじめ」を相談する子どもがいるだろうか。
「いじめ対応教諭」が入ったために,「いじめ」がより陰湿化,学校外で行われる,などの変化はおこらないか。
いずれにせよ,「先生が余っている」ことは確からしい。
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