子どもへのまなざしでわかること
どういう教師か,
どういう教師になりそうな人か,
ということは,子どもへのまなざしでわかります。
子どもへのまなざしを分析できる専門家はいるでしょうか。
いたらぜひとも教員採用の場面で活躍してほしいものです。
昨日は,大学生が授業を見学に来てくれました。
私が確認してみたかったのは,大学生の子どもを見る目でした。
昔,ある指導主事が,初任者研修で「死んだまなざしをしている人間がいる」という話をしたということを,参加者から聞いたことがありました。
研修の場では,仕方がないかなと甘いことも考えますが,
これが現場で,ということになったら,話は別です。
子どもから,「先生,何かあったのですか?」「具合悪いのですか?」などと声をかけてもらえるような「死んだまなざし」なら,普段はそうではないことがわかるのですが,
恒常的に「まなざしが生きてない人」が,教員の中には見受けられます。
少なくとも,こういう人だけは教員に採用してほしくない・・・・その優先順位?を考えてみるときに,かなり上位に来そうなのが,この「まなざし」です。
ふと,ある組織の人たちが目に浮かびました。
考えてみたら,そこに「生きたまなざし」はどこにもなかったですね・・・。
「死んだまなざし」に写っていたものは,何だったのでしょう?
ちなみに,子どもは材料ひとつで授業へのまなざしが一変します。
大学生はさすが若いからか,ある教育機器で資料を提示したところ,急に強い反応を示してくれました。
こういうのを使いこなせる世代が,これから現場には増えていくのでしょう。
電子黒板なんて必要ありません。
大画面テレビと,タブレット機だけあれば十分です。
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