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教師を志す上で,心構えとして持っていてほしいこと

 教師を志す人に読んでもらいたい文章です。

>先生としての仕事を選んだ以上、子どもと楽しく勉強することを夢見ていた人は多いだろう。

 楽しく勉強するために,教材研究は徹底的に行ってください。

 「楽しさ」を,「映画を鑑賞する楽しさ」と同レベルで考えてはいけません。

 知的な活動の「楽しさ」を味わわせるのが,教師の仕事です。

 また,どんな心がすさんだ生徒にも,語りかける言葉をたくさんもてるようにしてください。

 荒れた生活をし,学校にそれを持ち込むような子どもにも,授業の中では,あたたかい言葉をかけてください。

 問題行動を起こした時は,別です。

 毅然とした態度がとれますか?

 とる自信がない人は,教師になってはいけません。

 塾にでも就職してください。

 塾では,「もう来るな」と追い出すことができます。

 学校は,そうは行きません。

 「教育」するのが仕事ですから。

>車は傷つけられる。4本のタイヤが全部パンクしていたこともある。

 こういうときは,警察に被害届を出してください。

 あるいは,本当に心配なら,学校の敷地内に駐車するのはやめて,監視カメラ付きの,駐車場を借りてください。

>男子8人の生徒が徒党を組んで、ひどい髪型、服装で授業時間に関係なく、廊下を歩きまわる。

 8人だろうと10人だろうと,もし髪型や服装に課題があれば,個別に指導する必要があります。
 
 一度にやるべきときは,複数の教員で対応してください。もし自信がなければ,指導場面は,教師2人と生徒1人という関係になるようにしてください。

 授業中に廊下を歩き回る生徒がいる場合は,管理職も含めた巡回を行ってください。

 見つけ次第,一度,指導のための部屋に呼んで,話をしてから,教室に戻してください。いきなり教室に戻してはいけません。

 中学校の場合は,必ず空き時間の教師がいます。

 「空き時間」は,「休み時間」ではありません。「教材研究の時間」にできるのは,学校が落ち着いてからの話です。

>教師には挑戦的な態度。

 管理職に挑戦的な態度をとる教師がいるのと同じです。

 挑戦的な態度をとってくれることを,感謝しないといけません。

 そういう態度をとる生徒ががらっと変わるその瞬間を楽しむことが,教師の仕事の醍醐味でもあります。

 早い話,たった一言だけで,態度を変えることも可能です。

 多くの教師は,状況を悪くする言葉ばかり使います。

 悪い見本はそこらじゅうに転がっているので,そうならないように,学習してください。

>先生たちは授業がすむと、さっさと職員室へ帰って出ようとしない。

 私は授業がすむと,直接,次の授業のクラスに行くようにしました。荷物は全部,持って移動します。

 ぜひ,そうして下さい。次の授業がないときは,しばらく教室に残って,質問を受け付けてください。

 また,教室の様子をよく見てください。ふだんの授業では見られない子どもの様子がよくわかります。

>あちこちに落書き。

 朝早く来て,生徒が登校する前に,すべて消してください。

 生徒がいる時間に発見した場合は,生徒たちといっしょに消してください。

>授業をやっていると、何か臭ってくる。薬物の臭いだ。
>臭いのする方へ行くと、トイレの中で何人かが集まって薬物を吸っている。
>注意すれば、食ってかかって暴力を振るう可能性もある。

 暴力を振るわれることも想定して,まずはやめさせてください。

 人数が必要な場合は,見回りの先生を集めさせてください。

>徒党を組んだ生徒たちは、学校中の生徒の中で「気に入らない」と思う生徒を、校舎の影などに連れて行って殴る。

 情報が入ったら,すぐに聞き取り調査を行い,指導に入ってください。

 こういうとき,指導の仕方をだれと相談してから,など気を使う必要はありません。

 まずは事実確認です。時間をおいてはいけません。

 警察の取り調べを受ける立場になると,「こうやればいいのか」とよく理解できます。

>こういう状況では、先生たちは授業に行って帰るという最低限の仕事しかしない。

 こんなことを言う教師がいたら,あるいは,こんなことをしている教師がいたら,

 こう言ってあげてください。

 「あなたのような教師は,この学校には必要ありません」

>職員室は先生たちが集まっているので、安心感のある砦のようなものだ。

 こんなことを思っている教師がいたら,

 こう言ってあげてください。

 「今,あなたのクラスでAさんがいじめを受けているようです。どうしますか?」

>こんな状況では、先生たちは毎日学校へ行くのが憂鬱である。

 「こんな状況」を打破する。このために「先生たち」は学校に行くのです。

 「憂鬱」でもなんでも。仕事ですから。

>徒党を組んでいる生徒たちは、学校を破壊したいと思っている。

 「学校」というよりも,本当は「何の役にも立たない教師」を破壊したいのです。

 でも,それを避けてくれるうちは,感謝しなくてはいけません。

 まだチャンスをくれているのです。

 以上が,大事な「心構え」です。

 この「心構え」すらできない教師たちがうようよいる中で仕事をしなければならない場合もある

 それも,「心得」ておいてください。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より