指導力不足教員のガス抜き
学校には,「指導力不足」認定予備軍の教師が何人かいるでしょう。
こういう先生たちは,ときどき何かを「やらかして」くれます。
一番困るのは,子どもをターゲットにした「ストレス発散」ですね。
「権力」にいたぶられた経験があり,恨みが残っている人は,「権威」「権力」にたてつくことでストレスを発散しますが,そうでない人たちは,安全に攻撃できる弱い立場の人間をターゲットにします。
小中学生のころ,この被害にあった方は多いのではないでしょうか。
この被害から救うには,「指導力不足」教員の近くにいる先生方の努力が必要です。
様々な方法による「ガス抜き」をすることで,
子どもへの被害を最小限にくいとめることができます。
今まで,組合活動のようなものが,「ガス抜き」効果をもっていた学校もあるのでしょうが,
組織率が低下し活動が「おっくう」になってきたその集団は,
さらに「ストレスを増幅させるもの」になりかねません。
一番いい「ガス抜き」は,
「人の悪口を言わせること」ですかね。
その内容にはいかなる論理性も必要ありません。
ただの「ガス抜き」ですから。
ある程度,頭がはっきりしている人は,
自分が言っていることのおかしさに気づくのでしょうが,
「本物」はそうはいきません。
ますます自分の「本物らしさ」をふりまくだけになってしまうのですが,
それでも,子どもに被害が加えられるよりはまし。
どんどん「ガス」を抜いていきましょう。
・・・・でも,その「ガス田」の無尽蔵さにあきれ果ててしまうことも・・・・。
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