【中学生へのアドバイス】 夏休みの学習法
Q.夏休みは,どのような勉強をしたらよいですか?
A.7月上旬の今の時期に,質問してくれたのはラッキーでしたね。
定期考査では,自分のさまざまな課題が見つかったでしょう?
目標を達成できた人は,次の目標が見つかりましたか?
夏休みの学習法は,自分で見つけ出すものです。
でも,夏休みに入った後では,自分でやりながら,
「こんな勉強でいいのかな?」と疑問に思った場合,なかなか先生に相談しにくい時期ですね。
ですから,
まず,今のうちに,夏休みの学習を始めてみましょう。
その途中経過を,教科の先生に見てもらおう。
それで,その学習の方法でよいのかを,相談しよう。
きっと,一人一人に合った学習のアドバイスをしてくれるはずです。
どの学年の生徒でも,ポイントは,夏休み前から始めることです。
そして,夏休み期間に,自分が一人でできる学習のパターンを知ることです。
問題集やドリルをやる?
・・・・そういう,だれでもできるような勉強については,質問しないでくださいね。
問題集が終わったら,
もっと難しい問題集をつくってみよう。
「問題」を自分で考えたりつくったり,自分で解決することを,「学習」といい,
与えられた「問題」を解くことを,「勉強」といいます。
与えられた「問題」を解くのが「学習」だと思うのを「やめる」ことで,
「意味のない質問」と「意味のある質問」の「意味」がわかるようになるでしょう。
« わかりやすい物語が日本を滅ぼす(上) | トップページ | 【中学生の保護者へのアドバイス】 夏休みの学習法は? »
「教育」カテゴリの記事
- 教員になりたての人がすぐ辞める理由(2019.01.12)
- 教育は「願ったもの勝ち」「言ったもの勝ち」ではない(2019.01.08)
- 「一人も見捨てない」は罪な要求である(2019.01.04)
- 列で並ぶこと自体が好きな?日本人(2019.01.01)
「「ゆとり教育」」カテゴリの記事
- 「働き方改革」の前に必要な「学び方改革」(2017.07.01)
- 義務教育でアクティブ・ラーニングに取り組ませる目的(2017.05.21)
- 中学校の先生は,同時にいくつの仕事を進めているか(2017.05.01)
- 理解するよりも誤解する人が多い教育論(2017.03.13)
- 小学校による子どもの違い(2017.03.09)
「学力向上」カテゴリの記事
- 教師の成長力を奪う力(2017.11.19)
- 成長をとめないために(2017.11.18)
- 普遍性,汎用性があると誤解する「研究者」たち(2017.11.10)
- 小学校の授業を参考にする高校教師(2017.11.08)
- 最低限の教育の場の確保を!(2017.11.06)
「言語活動の充実」カテゴリの記事
- 寝た子を起こす教育(2018.05.01)
- 日本語は筆の力が物を言う(2018.04.28)
- 授業では,「わかったつもりになっている子ども」を罠にはめることも大事(2017.08.25)
- すでに「深い学び」への関心が高まっている(2017.06.24)
- 教科独自の「見方・考え方」を働かせて「深い学び」を実現させようという考え方自体が,「教科」にこだわり,タコツボ型大学教師たちの既得権益を守ろうとする,硬直的で一面的な「見方・考え方」しかできないことを示している(2016.11.09)
この記事へのコメントは終了しました。
« わかりやすい物語が日本を滅ぼす(上) | トップページ | 【中学生の保護者へのアドバイス】 夏休みの学習法は? »
コメント