視聴率稼ぎと大差ない「授業づくり」(追記あり)
視聴率至上主義の「ばらえてぃー」番組への批判と同じ仲間に入れられては気の毒かもしれませんが,
「人気とり」に熱心になる小学校の先生に一言。
「おもしろい」と思われる授業をされたい気持ちはわかりますが,
「何がどうおもしろかったのか」を子どもは中学生になって正直に話してしまいます。
授業の本質がばれてしまうのですね。
「今日の授業は楽しかったですか」
という質問はやめておいた方が,「身のため」だし,子どものためでもあります。
いろいろと子どもを楽しませるための工夫をわざわざ本にしてくれている先生へ。
これを子ども向けの本として出版して子どもに買わせて,読ませたらいかがでしょう。
従来の先生の役をしてくれる子どもがたくさんつくれて,先生は本来の仕事ができるようになると思います。
****************
ダジャレやごろ合わせ,なぞなぞで「覚えさせる」ことに熱心な教師たちへ。
いえ,こういうのは,塾の先生が得意な技では?
「習得」の意味が分かっていない人が,これで「教えた気になる」のがこわいことです。
あくまでも「入口」で,「出口」の情報ではありません。
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