「ウソ」と「無知」「誤認」「過失」を混同しているdolceさんへ
ようやく,dolceさんに誤りを認めてもらうチャンスが訪れました。
dolceさんは,ここのところ連発している「スピーカー」の話で,
「嘘」と「無知」を混同されてしまっていますね。
こういう方が,まじめな教師に,
「子どもにウソを教えないこと」
なんて忠告したら,そういう教師は
教室で子どもに「何も言えなくなってしまう」状況に陥りますよ。
最新の学説を知り尽くして授業をしているわけではない教師たちにとっては,自分がしゃべっていることが「常に正しい」とは言い切れないわけですから。
「ウソ」というのは,
事実に反することを故意に(わざと)表明すること
ではないですか?
dolceさんが使用している「ウソ」の用法は,
「私が昨日,教科書で説明したことは,ウソだった」と同じような「誤用」ではないですか?
>昔蓄えた、古い知識だけで、以後はふと湧いてくる自説が何でも法律、基準のように錯覚すると、子どもにウソを教えかねません。
「錯覚していたこと」は,「事実に反すること」ではあっても,
それが「事実に反することを知っていて,それを故意に伝えた」というものではないことは明らかですね。
もしdolceさんが,
「権威になりたい人」でなければ,
こういう「誤り」を指摘されても,「プライドを傷つけられた」とは思わないですよね。
ウィキペディアに掲載されている
「嘘」の解説は,
なかなか「奥行」があってよいですよ。
これをお読みいただければ,
頭が固まっていない人は,
「子どもにウソを教えないこと」
なんて忠告を聞いたら,思わず笑みをこぼしてしまうでしょうね。
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