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作るは容易・壊すは困難 ~人間の固定観念~

 日本一の堤防があるのだから,津波が来ても安全だ・・・・・・地震が来ても逃げない理由を,こう説明した小学生がいたそうです。

 人間のものの考え方の中には,比較的容易に形作られるものがあります。

 そして,その課題に気づくことなく,日々の生活を送っていく。

 何事もなく生活を送ることができる,その積み重ねによって,自分の考えが正しい,という「誤解」が,強固なものになっていく。

 そういうものを「壊す」のは困難です。

 ですから,そういうものを「壊す」ための「思考」はどうあるべきかを,授業を通して教えていきます。

 関東地方の人々にとって,「戦国時代」とは,いつのどのような時代のことか。

 「美しい生き方」とは,どのような生き方のことか。それが歴史上,どのような理由でどう移り変わってきたか。

 中学校1年生の学習課題です。

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コメント

「美しい生き方」を考えようとすると,どうしても「美しい死に方」の話に方向がずれてしまう。

歴史上で,「死んで生きる」という考え方が成り立つ国では,自ら命を絶つことも「美しいこと」になってしまうので,おそろしいことです。

固定観念と同様なものとして、『迷信』が挙げられます。
まだ読み始めたばかりですが

人間この信じやすきもの―迷信・誤信はどうして生まれるか
(認知科学選書) [単行本]
トーマス ギロビッチ (著), Thomas Gilovich (原著), 守 一雄 (翻訳), 守 秀子 (翻訳)

という本にその認知メカニズムが解説してあります。

この本の最後のところに
誤診への挑戦ー社会科学の役割
という節があって、誤信を防ぐ方法としてサマライズしています。
思い込みという誰にでもあり得る迷路にはまらないためにこの本は役に立つのではと考えて、購入しました。訳本なので多少読みづらい点はありますが。心のメカニズムを知っておくために参考になると思います。


話題の人のはまり方と同じです。そういう意味で彼は普通の人でしょう。教師には向いていないとおもいますけど。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より