真愚さんは,なぜ「教えたくなった」「伝えたくなった」のか?
私がブログ上で取り組もうとしていることにいろいろと思考をめぐらしていただいて,コメントしてくださいました。
真愚さんに感謝申し上げます。
どういう場面で,真愚さんはご自分の発想を生かしてくださいますでしょうか。
もともと真愚さんがもっている力だけではない,何かが引き出せたのではないかと思っています。
私のブログ上のスタンスは,これなのです。
教育上のスタンスと言っても,そう大きなずれはありません。
学校でああした,こうした,といろいろ披露するのが好きな人もいるでしょうし,ああした方がいい,こうした方がいい,と指示したい人もいるでしょう。
私は,このブログ上では,基本的にこうしたスタンスはとっていません。
「教えること」と「育てること」のバランスの取り方で多くの教師は壁にぶつかります。
子どもとの距離感との関係でも,この二つは複雑な作用を及ぼしています。
バランスと距離感を誤ることがなければ,基本的には「失敗はしない」のが教育です。
私が発している警告は,本来は失敗しないでもすんだのに,教師の意識や勘違いが原因となって失敗している,そういうケースです。
変わるべき人を変えようとする意欲。
人を「変えたい」という気持ち。
これを大事にしたいと考えています。
一番いいのは,答えをすぐ示すのではなく,答えを自分で探そうとしてくれることを待つことです。
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kurazohさん、匿名さん、こんばんは
匿名さんの言われるwikiは見たんですが、片手落ちの様な気がしまして、
kurazohさんは多少の非難も聞き流すことの出来る広い御心が有りそうで
少し批判めいた暴投でも書いて、、、大きなミットをご用意下さいませ。
> その前に,「どうやったら指導力を向上させることができますか」
答えなどでは有りませんが何かの語呂合わせの一節に
「1つ叱って、2つ褒め、3つ教えて、よき人にせよ」というのがあります。
多分その前にも語句があって
「愛しき我が子が可愛いくば、少し離れてよく見つめ、」なんて言葉がついていて
何処かの和尚か何かが親に言い聞かせた古くからの言葉みたいですが、
親じゃないのでもう離れてるでしょうから、よく見つめる事から始まるのでは?。
> ご参照いただける「教育失敗学HP版」に,コンピテンシーモデルを示しています。
本の紹介でしょうか?、目次みたいだけど。
> コンピテンシーは優れた教師に見られる行動特性で,思考の傾向から技術的な面まで,様々なものが含まれます。
何か仏教と似てますね。お釈迦様が言ったという「原因が有って結果がある」と言うことの内、
「善因善果、悪因悪果」の善因善果だけ引っ張り出そうとしているような、そんな感じですか。
仏教を学んでみられたら?。別に入信せよ言うつもりはないですが、学問的視点からお経を読んでみるのも良いかも?。
ご推薦は出来ないのです。
私が読んだこと有りませんしそれより違う事に視点を変えた方が良さそうな気も。
> 日本語で簡単に表現できる言葉が見つけられたら,私もそっちを使いたいです。造語でもいいので,もしどなたか思いついた方は,教えてください。
善導善致ってどう?。_(.・)☆\(ーー;)
さて、kurazohさんは何か教条的でdolceさんは実務的で、
dolceさんは生徒をよく見てらっしゃいますね。
吹奏楽が上手になってきて部室が綺麗になってくる、
とか生徒の記述がdolceさんのブログに有ります。
kurazohさんのブログにはバトルっぽい記述で忙しいのか、
失敗学の具体的事例として生徒が出てこない。
失敗は生徒を見て判断してるのでは無いのですか?。
kurazohさんがほんとによく見てるのか、失敗をどう判断してるのか疑問です。
> 「具体的にこうしろ」,というのを示すことも大事ですが,そんなレベルでよしとしない。
具体例をレベルと見ることも出来ますが、モデルと見ることも出来ます。
基本教義の応用力事例として参考になることも有るかと思います。
コンピテンシーモデルと言いつつモデルが出て来てないのでは?。
複眼思考も大事では?。
> 製造業などの場合には,すべては「要素」「構造」「機能」で成り立っており,
機械はスイッチ入れれば動く、その因果関係はハッキリしてます。その境界もハッキリして
ラインと見なせると思います。でも人はラインではなくゾーンです。
それも可成り広いゾーンで先生の指導が良かったのか悪かったのか誤差も大きく見定めることすら難しい。
機械対応的視力では判断は可成り難しいのでは。
機械学より農家とか木を育てる庭師とか生物関連の職人の言葉の方が参考になるのでは?。
> 私がdolceさんに「気づかせたい」と思っても,それがなかなか実現しない,そんなレベルの私ですから,そう簡単に答えが示せるものではないと覚悟しています。
個人が相手なら言葉でいうのは簡単ですから簡単に言いますけど、
相手の言葉で喋るのが一番。
アメリカ人には英語で話し、ドイツ人にはドイツ語で話し掛け、
dolceさんを見下すわけでは有りませんが幼児には幼児言葉で語りかけ
dolceさんにはdolce語で話し掛けることが近道だと思う。
機械語教条語は逆効果かも知れない。それが「見る」という事だと思います。
見てない私が言う事じゃないかも。。。
随分偉そうな事を言っちまったかも、、暴投がミットに収まったかな。
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