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正しい指導と上手な指導を混同しない

 若い時代は,「正しい指導」を貫こうとして,かえって子どもの反発を買い,成果が得られなかったりします。

 ベテランになると,「上手な指導」ができるようになって,小手先の技術で動かそうとする結果,子どもの心が離れていくことがあります。

 この順序は,なかなか逆にはしにくいものですが,やはり

 若い教師は「上手な指導」を心がけ,

 ベテランは「正しい指導」を心がけてくれることで,

 「正しさ」=使命感と「上手さ」=戦略をバランスよくコントロールして,子どもに向き合えるようになると思われます。

 学校全体として生活指導の一貫性が整っている印象を醸し出しているところには,「正しさ」を押し通すのではなく,「上手さ」を追い求めるのでもない,子どもをよく見ることによって成り立っている指導の柔軟性があるのです。

 一人でこれを使い分け,ときには「正しさ」で押し,ときには「うまく」流し・・・なんてことができるようになれば,本当の意味でのベテランになります。


 この記事は,以下の本の一節をヒントに書きました。

******************

 中西輝政著『情報を読む技術』サンマーク出版

 「正しさ」と「上手さ」を混同しない ~「使命感」と「戦略」の両面から見る~

 後醍醐天皇と足利尊氏の政治の対比が上手に描かれています。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より